「最新ケータイお届けサービス」を試す

2009年11月18日 11:00
(石川温)

 ようやく出揃った各社の新製品ラインナップ。すべてのキャリアが来春までの製品を発表したことにより、選びやすくなった一方で、スペックの高いモデルは来春まで待たなくてはいけないという何とも言えないジレンマに陥っている。

 NTTドコモであれば、セパレートタイプの「F-04B」だし、auであれば無線LANに対応した12メガ「SH006」、ソフトバンクモバイルは、1.5GHz対応の「943SH」といった具合だ。

 しかし、仕事柄、新しいサービスを試さなくてはいけないことから、冬モデルも当然、購入しなくてはならない。

 今回、発表された新サービスのなかで特に気になっているのが「オートGPS」機能。iコンシェルと組み合わせ、位置情報によってどれだけ快適にさりげなく情報を伝えてくれるかはかなり注目にしているところでもある。事前に端末を借りて触った段階では、結構、いい感じに情報を教えてくれるような気がする。

 となると、購入するのは11月20日発売のSH-01BもしくはF-01B、もしくはF-02Bといったところになる。

 キャリアショップ、家電量販店など、携帯電話を購入できる場所はいくつかあるが、前々から買おうと思って買わずにいたのがDCMX GOLD会員向けの「最新ケータイお届けサービス」というやつだ。デスクに電話すると、すぐに新機種を届けてくれるという。

 しかし、新製品の価格はウェブページには出ておらず、デスクに電話して問い合わせないといけないらしい。早速、電話をかけて聞いてみた。

 この手のデスクにありがちなのだが、やはりDCMXの電話窓口もかけてもすぐにはオペレーターにはつながらず、結構、待たされた。やっとつながり「SH-01Bの価格を知りたいんですけど」と言ってもすぐには答えてもらえず、しばらく保留音を聞かされた後、金額を教えてくれた。

 SH-01Bは5万8968円、F-01Bは5万9976円だった。ちなみにこれは都内の家電量販店で予告されていた価格とまったく同じ。デスクで購入した場合は、バリュー一括のみ、当然支払いはDCMXという制限がついている。気になる宅配日時だが、発売日が20日ということで、早くても翌21日になる、とのことだった。

 価格もとびきり安いわけではなく、発売日当日に手に入るわけではないということで、「ちょっと考えます」といって電話を切ったのだった。

 価格と宅配日を教えてもらうという電話だけで約9分半……。「急がしくてショップににいけない。けどケータイを買い換えたい」という人だけが便利使えるサービスだけど、そもそもそれだけで9分半も時間がかかるのであれば、ショップに行った方が早いかも、と感じてしまったのだった。