もう1つのNERVケータイ

2009年7月21日 11:00
(石野純也)
 本稿が掲載される7月21日は、筆者が購入を予定している「SH-06A NERV」の発売前日に当たる。ご丁寧にも、ドコモが発売日を案内した2~3時間後に、予約したビックカメラから電話がかかってきた。話を聞いたところでは、発売日は混乱が予想されるため、支払いなどの手続きは事前に済ませられるようだ。「さすがは行列に慣れたビックカメラだ」と、妙なところで感心してしまった。次回の「みんなのケータイ」では、この「SH-06A NERV」をじっくりとレポートしたい。もちろん、「SH-06A」としての使い勝手もしっかりとチェックしていく予定だ。

 というわけで、SH-06A NERVは、残念ながら6月26日の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」公開日に間に合わなかった。そこで、気分を盛り上げるために急造の"仮設5号機"を用意することに。使用したのは、映画公開日の前日に発売された「iPhone 3GS」だ。まず、"官給品っぽさ"を出すため、ヱヴァの保護ケースを装着。これは、映画館に向かう途中の東急ハンズで偶然見つけたものだ。綾波レイバージョンや使徒バージョンも売れられていたが、官給品テイストにこだわった結果、NERVのロゴをあしらったものを購入。カポっとはめたら意外とそれっぽくなった(笑)。元々このケースはiPhone 3G用だが、形状の同じiPhone 3GSでも利用できた。アップルの担当者が「形が同じことで、多くの周辺機器などをそのまま使える」と語っていたが、発売日翌日に早速そのありがたみを実感できた。

 ただ、これだけだと微妙に物足りない。内蔵コンテンツも充実させてこその官給品仕様だ。ということで、次に壁紙を用意。App Storeに接続し、ヱヴァンゲリヲンアプリでおなじみのアプリヤの「EVANGELION vol.4 カレンダー」(115円)をダウンロードした。このアプリは、ヱヴァの素材とカレンダーを組み合わせた壁紙を作れるのが特徴だ。やや期待とは異なり、官給品テイストな素材はなかったが(素材自体も20種類と少なめ)、一番無難なもので壁紙を作成した。ついでに、「EVANGELION vol.3 スタンプカメラ」(230円)を入手。池袋(の風景写真)に使徒を出現させてみたりしつつ、映画を鑑賞した。

  

 ちなみに、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の劇中で、SH-06A NERVの登場シーンは予想よりもはるかに多かったが、あれとこれは......っと、これ以上書くとネタバレになってしまうので、まだの人はぜひ映画で確認を。