スライドケータイ「930CA」のロック機構

2009年6月15日 13:45
(関口聖)
 過去使ったケータイを振り返ると、今では見かけなくなったフリップ型に始まり、ストレート型や折りたたみ型を使ってきた。個人的には、「930CA」が初めてのスライドケータイなのだ。

 フリップ型や折りたたみ型では、ポケットやカバンに入れる前にパタンと閉じておけば誤動作を防げる。ストレート型やスライド型でも、今ではロック機構が当たり前のように用意されていて、待受状態や何らかの機能を使っていても誤操作防止用にロックできる。しかし、「どの場面でロックできるか」というのは、機種によって異なることが多いようだ。

 では「930CA」の誤操作防止ロックはどうなっているかと言えば、左側面の"LOCK"ボタンやスライドを閉じることでロックできる。メールやWebサイトを見ている最中にスライドを閉じればロックがかかるし、メインメニューの「設定(Settings)」→「セキュリティ設定」→「キー操作ロック」の「クローズ時」をONにしておけば、閉じたときには必ずキー操作ロックがかかる。

 ただ、「クローズ時にキー操作ロックがかかる」にしておくと、待受状態でカメラをすぐ起動したい、という場合でも一度「LOCK」ボタンを押してロックを解除してからカメラ起動キーを押すことになる。0.99秒という「930CA」のカメラ起動時間を活かすなら、クローズ時のキー操作ロックはOFFにしておくのが良いのだろう。もっとも関口は左利きユーザーであって、930CAを左手で持ちながら操作していると、左側面にあるLOCKキーはちょっと押しづらい。右手で持つと小指で「LOCK」キーをポチッと押せるので、右利きユーザーなら「閉じたらキー操作ロック」でも問題ないのではないだろうか。

 誤動作ロック以外で覚えておきたいロック関連の操作と言えば、「3」キーの長押し。これでICカード、つまりおサイフケータイ機能のロックのON/OFFを操作できる。ロックといえば、特定の機能を制限する「機能別ロック」という機能もあるが、設定メニューでON/OFFを切り替えるため、オリジナルメニューに登録したとしても日常的に使うにはちょっと面倒。これが待受ショートカットに登録できると、かなり便利になるだろう。