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新しい「Gear VR」が楽しすぎて、この夏は引きこもり決定?!

【Galaxy S8+ SC-03J】

 18.5:9という独特の画面比率とベゼルレスなデザインが話題の、サムスン製スマートフォン「Galaxy S8+」を買いました。約6.2インチという大きなディスプレイを搭載しながら、ちゃんと片手でも操作できるサイズ感が気に入って、「Galaxy S7 edge」から機種変更。最初は縦に長いディスプレイに少し戸惑いましたが、慣れるとSNSのタイムラインやWebの記事がスクロールで読みやすく、かなり満足しています。

 Galaxy S8+の予約特典として、オプションのVRヘッドセット「Gear VR」が無料で入手できるキャンペーンが展開されていました(現在は終了)。実はGalaxy S7 edgeのときにも同様のキャンペーンでGear VRを入手したのですが、おもしろがってVRコンテンツをあれこれ試したのは最初のうちだけ。正直にいうと、最近ではほとんど使わなくなっています。にもかかわらず、今回も懲りずにキャンペーンに申込みしたのは、Galaxy S8+対応の新しいGear VRには、コントローラーが付属していたからです。

 前のGear VRでは、ヘッドマウントディスプレイの横にタッチパッドが搭載されていて、操作はそこで行うしくみになっていました。タッチパッドの中央に突起があり、手探りでそれを探してタップするような感じなので、ゲームなどでは専用のコントローラーを別途購入しない限り、プレイ中ほぼずっとヘッドマウントディスプレイに手を添えた姿勢になります。目線で動かすカーソルは思うように操作できないし、ずっと同じ姿勢で腕は疲れるし、だんだん面倒になって遊ばなくなってしまったという経緯があります。手元で操作ができるコントローラーがあれば、こうした問題も解決できるはず。そう思ってコントローラー付きの新しいGear VRを入手したのですが、実際にコントローラーの有無で、操作性は驚くほど違っていました。

コントローラーがセットになった新しいGear VR。量販店の店頭価格は1万5000円前後。コントローラーだけ購入し、従来のGear VRで使用することもできます
Galaxy S8/S8+用のUSB Type-C端子と、Galaxy S7 edge、Galaxy S6/S6 edge用のmicroUSB端子が付け替えられるようになっています

 コントローラーには、ジャイロ、加速度、磁力センサーが搭載されていて、VR空間の中にコントローラーや手に該当するものを出現させることができます。カーソルを動かすのはもちろん、決定やひとつ前の画面に戻る、ホームボタン、音量調節といった操作もすべてコントローラーの物理キーで操作可能。カーソルは従来通り目線でも動かせるし、新しいGear VRにもタッチパッドは備わっているのですが、当然ながらコントローラーで操作する方が簡単です。コントローラーとGalaxy S8+はBluetooth接続で、利用する場合は事前に専用アプリの入手やペアリングが必要なのですが、このセットアップも驚くほど簡単。一旦Gear VRにGalaxy S8+をセットし、必要なアプリをインストールしてくださいというメッセージが出たら取り外して、手順に従って操作していくだけです。

セットアップの際には、コントローラーを8の字に動かしたり、平らな場所に置いたりして、センサーの調整ができるようになっています
新しいGear VRはレンズも大きくなっていて、そのため視野角もそれなりに広く、没入感が高くなったように感じます。唯一残念なのは、Galaxy S8+をセットした状態でカバーが取り付けられないこと。スマホ剥き出しです

 なお、このセッティング中には、Galaxy S8+の解像度を変更する画面も表示されます。Galaxy S8+の解像度は標準設定ではFHD+(2220×1080ドット)になっていますが、Gear VRを利用するにはこれをWQHD+(2960×1440ドット)に変更しなければなりません。解像度が高くなれば当然バッテリーの消費も早くなります。Galaxy S7 edgeと前のGear VRの組み合わせでは、バッテリーの消費がめちゃくちゃ早くて、それもGear VRをあまり使わなくなってしまった原因だったのですが、Galaxy S8+は3500mAhとバッテリー容量が大きいこともあってか、今のところGalaxy S7 edgeのときほど、バッテリーが早くなくなるということはないようです。

 Gear VRで利用できる、Oculus提供のストアも久々にチェックしたらコンテンツがものすごく増えていて、すでに新しいコントローラーに対応するゲームもいくつか公開されていました。実際に「Floor Plan」というコンロトーラー対応ゲームをプレイしてみましたが、実に快適に操作できて、長時間のプレイもまったく苦になりませんでした。これはハマる予感。この夏はGear VRでゲーム三昧となりそうです。