みんなのケータイ

仕事用フィーチャーフォンをau版Galaxy S8に機種変更した理由

【Galaxy S8 SCV36】

Galaxy S8 SCV36とMARVERA

 筆者はiPhone 3GSが発売した2009年6月以来、ほぼ一貫して携帯電話を「2台持ち」してきました。スマートフォンは確かに便利ですが、やはり電池持ちには限界があります。通話と待受が主目的なら3~4日は連続駆動するフィーチャーフォン(ガラケー)に対し、スマートフォンは1日がやっとというところ。仕事の電話を受けるケースが元々多かったことに加え、何より2011年3月11日の夜、帰宅難民だった筆者がやっとの思いで辿り着いた親類の家にはiPhoneの充電ケーブルがなかったなど、色々な要因が重なって「スマートフォン1台持ちは危険」という感覚が染みついてしまいました。以来「仕事目的の通話専用フィーチャーフォン」と「ウェブ閲覧用スマートフォン」を2台用意し、近所のコンビニに行くときでも絶対2台持ち歩いていました。

 しかし、その状況を考え直さねばならない時がきました。auが2018年3月31日に予定している「3Gケータイ向けEZアプリの配信および一部サービスの終了」です。前述の仕事用フィーチャーフォンでは、通話はもちろん、実はおサイフケータイもフル活用中でして……。

 EZアプリが終了する以上、フィーチャーフォン版のモバイルSuicaも当然終了します。それに関する発表が4月27日に改めてなされ、2018年1月にはauの3GケータイでモバイルSuicaが利用できなくなるそうです(JR東日本の案内)。筆者が利用しているのはauのMARVERA(2013年12月発売モデル)。終了のあおりをまともに食らうことになります。

3年以上使い続けている「MARVERA」。外装にたいした傷もなく、まだまだ使えそうなのですが……
おサイフケータイ付きのハイエンド端末が欲しくなったことから「Galaxy S8 SCV36」を購入しました

「タイミングの良さ」と「ホームボタンのソフトウェア化」につられてGalaxy S8を選択

 移行先・移行法については色々考えました。しかし、auが言うところの「ガラホ」はどうしても中途半端な印象が拭えず、かといってiPhone 7ではモバイルSuica/QUICPay/iDに対応しているものの、その他のEdyやWAONは未サポート。「1台の端末で複数のカードに相当するサービスをまとめられること」がおサイフケータイの真髄であり、その観点からはiPhone 7を選択するなどありえません(まぁiPhone 7sやらiPhone 8が真の意味でのおサイフケータイ対応を果たしたら泣きますけども)。

 また、最近はミドルレンジ級のSIMフリー端末を数多く購入していましたが、ハイエンド端末はとんとご無沙汰。そこへタイミングよく現れたのが「Galaxy S8 SCV36」でした。2017年末になれば、また別のハイエンド端末も出るでしょうが、モバイルSuica終了間際に慌てて機種変更するよりはよいと考え、6月上旬の発売直後に購入しました。MNPではなく単純機種変更なので、価格は9万720円。ヨドバシカメラで一括購入したのでポイントが10%つきました。毎月割は1710円×最大24カ月(4万1040円)。いやぁ、やっぱり……高い……ですね、キツい。

 そしてもう1つ、Galaxy S8購入の決め手となったのが、ホームボタン周りの仕様変更です。Galaxyシリーズは頑なにホームボタンを物理式としていましたが、Galaxy S8でついにソフトウェア式(タッチパネル上での表示)に。Android端末市場全体の潮流に合わせてくれた訳で、素直に感謝したい部分です。

 こうして、8年近い「2台持ち」の時代が終わりを告げ、今は「Galaxy S8の1台持ち」となりました。バッテリー駆動時間の問題は根本的には解決されていませんが、やはり1台持ちだと身軽ですね。

 一方、喫緊の課題は充電環境をどのように整えるか。USB Type-Cのケーブルをどう用意するか、はたまたACアダプターはQuick Charge対応にすべきか。まだまだ試行錯誤を続けることになりそうです。

スマホ版「おサイフケータイ」アプリでは、対応する電子マネーの残高が1画面で見られます。よくよく考えたらMARVERAでは実現していない機能でした
ホームボタンのソフトウェア化の影響(?)で、戻る・履歴キーの配置を入れ替えられるように。これも本当に嬉しい!