みんなのケータイ
NuAnsのユーザーグループから感じる、すごくアツい空気
【NuAns NEO [reloaded]】
2017年7月10日 06:00
NuANS NEO [reloaded]というスマートフォンを買いました。
前代「NEO」から継承された、着せ替えツートーンカバー。FeliCa搭載。Snapdragon 625、メモリ3GB、ストレージは32GB。USB 3.0（現在の名称はUSB 3.1 Gen1）で充電はQuick Charge 3.0。
これらのスペックも魅力なのですが、購入の決定打はそれらではありませんでした。「NuAns NEOユーザーグループ・Matrix」のみなさんと、メーカー（というか星川社長）に背中を押されました。NuAns NEOシリーズには、有志のユーザーからなる「ユーザーグループ」がありまして、メーカーと非常に「仲がいい」のです。グループのみなさんが星川社長を「hossyさん」と呼ぶ仲です。
筆者が、ユーザーグループの存在を知ったのは、3月に地方で開かれたイベントです。新機種「NEO [reloaded]」で追加される新カバーについて質問しようとブースで社員の方ですか？ と聞いてみたら、「いや、ぼくらユーザーグループの者なんですよ。hossyさん、今、ちょっと食事に出ていて」と。で、ユーザーグループの方が、NEOシリーズの良さを、また、アツく語ってくれるのです。この児島デニムの質感がねー、ほつれたらたまらないですよね、自分はNEOユーザーなんですが、reloadedで新しく出るカバーも使えるので楽しみでー、などなど……。
聞いていたらなんだかわくわくしてきてしまったのと、新機種[reloaded]を予約しておけば、イベント特典で試作品で製品にはないバージョンのカバーを1個いただけるという話も聞いてしまい、ついイベント会場内から[reloaded]を予約してしまったのでした。
そして、発売後に開催されたユーザーグループミーティングにも参加してきました。第3回になる今回のミーティングは、メーカーのトリニティが本社会議室を提供してくれて、hossyさん……もとい星川社長によるreloadedのプレゼンや質疑応答もあるという豪華版。
というか、このユーザーグループミーティング。メーカーとの距離が近いんです。感覚だけでなく、物理的にも。質疑応答というか、机一つ隔てて「ここってどうなってるんですか？」「こうですよ」と会話するような状態なのです。
あるユーザーの方が「NEO用、半透明のケースを作って、使ってます。中に入れた記念Suicaが見えるようにしたくて」というと、星川社長が身を乗り出して「製品サイトで公開されているカバーの3Dデータを使って……おお、これはいいですね」と、私には、会社とユーザーというより、普通に熱心なギーク同士の会話に見えてしまいました。
「私、ソフトバンクユーザーなんですけど、SIMフリー機で使う、いわゆる“白SIM”が取り寄せられなくて……」「大丈夫ですよ、Android用の“黒SIM”がそのまま使えますよ。APN設定も用意されているので……」「会場に来るのにGoogleマップの方角が真逆の方向に案内するんですが、GPS正しいですか？」「GPSじゃなくそれジャイロですね。ぐるぐる8の字に回すと治りますよ」と、筆者もどこまでが会社回答でどこまでがユーザー同士の会話だったのか忘れてしまうほど、アツい議論がそこでは交わされます。
筆者は、ふと思い出しました。昔、黎明期にあったマイコンの同好会の雰囲気に似てるな。みんなアツくて、情報や疑問を持ち寄って。そう、あの時はまだまだマイコン・パソコンは実用品にはほど遠かったけど、みんな可能性にワクワクしてたっけ……、と。
このNuAns以外でもユーザーから募った「アンバサダー」制度があるメーカーは存在します。しかし、ユーザーが有志でグループを立ち上げメーカーも一緒になって、ここまでアツくなってくれるというのは最近では珍しいのではないでしょうか。とりあえず、筆者は「[reloaded]、選んでみて良かったな」と今、思ってます。こんな場所に巡り会えて。ちなみに、次のユーザーミーティングは、9月に関西で行われる予定だそうです。
