みんなのケータイ
ようやくQua phone PXがAndroid 7.0 サクサク長持ちに
【Qua phone PX】
2017年4月12日 06:00
ついに我がQua phone PXもAndroid 7.0にバージョンアップ。更新データのサイズは1140.29MB。更新終了までの時間は自宅のWi-Fi接続で1時間50分、電池は32%減という過酷な作業でした。
これまで同じauの「Galaxy S7 edge」→「AQUOS U」→「AQUOS SERIE mini」→「Xperia Z5/Z4」と有名どころが次々7.0へアップデートし、羨ましい、おのれ、ぐぬぬ……と唸っておりましたが、いざアップデート可能となると、不安に。
なにしろこのQua phone PX、さほどスペックは高くない。これまでアップデートしてきた機種の中でもっとも低スペックでは? 本当に改善されるのか? 改悪になるのでは? と。
しかも筆者のQua phone PX、最近動作が遅くなりがちで、アプリの起動時間は遅い、よくアプリが落ちる、文字入力がカクカクする、タッチ操作の反応が悪い、スクリーンショットの撮影が遅い、といったシーンが目立ってきた。
さらに電池持ちも悪化し、一日が終わるころにはバッテリーセーバー(電池残量15%から)を使用してギリギリ持つ、という状況。使い始めた頃はもっと快適だったのだが、アプリを入れ過ぎた or 過酷に使い過ぎているのか……。
そんな状態のQua phone PXをいざアップデートすると、これが大満足。1日目から改善の効果を強く感じ、執筆時点でアップデートからまだ数日しか経過していないものの、以下のような改善が見られている。
まずは連続で長時間起動するとなると、相当過酷な使用になるゲームアプリ「Pokémon GO」の場合。
・Pokémon GOの起動時間
アップデート前……30秒台前半
アップデート後……20秒台後半
・Pokémon GOの起動し直し頻度
アップデート前……頻繁
アップデート後……3時間で1~2回
・Pokémon GOの3時間連続使用 電池消費
アップデート前……85%減
アップデート後……76%減
起動時間はアプリのアイコンをタップしてから「許可無く立ち入っては~」の表示が出るまで。通信環境にもよるだろうが、5秒ほど縮まった(それでも長いが)。
2番目の「起動し直し」は、Pokémon GOのプレイ中に他のアプリを使用した場合。こんなときバックグラウンドで起動させていても、Pokémon GOは落ちてしまい、よく起動し直しになるのだが、アップデート後は激減。
3番目のPokémon GOの3時間連続使用は、画面常時点灯で「たまごの孵化」がメイン、という操作(要はモンスターを集めず、単にPokémon GOを起動しながら歩いているだけ)だが、アップデート後は9%ほど電池残量が多い。
ただ電池消費に関してはアプリの起動のし直しが減ったせいかもしれない。そこで筆者の普段の使い方をそのまま続けていると一日の終わり(およそ12時間)には電池残量が以下のように。
・筆者の日常(12時間)利用 電池残量
アップデート前……およそ15%
アップデート後……30~50%
スマホを積極的に使うのは電車の利用時や仕事中、昼食時のメールやWebチェック。また通知の受信はLINEなどのSNSとメール。決してヘビーに使っているつもりはないが、それでも最近はバッテリーセーバーを起動しないと、帰宅まで電池が持たないことも。
それが7.0になってからは、ほんと電池が減らない。1日の終わりにまだ電池が半分も残っている日すらある。少なくとも電池残量が10%以上アップした印象。
7.0へのアップデートを行った以外では、筆者の使い方、利用するアプリは変えていないので、とくに不便でもなく、なにかを節約しているわけでもない。7.0にしただけでこの効果だ。
1日の終わりだけでなく、朝も電池持ちの長さを実感し、なにしろ電池残量が「100%」のままの時間が長いのだ。電池の減り方も安定していて、突然急に減るようなことが無いから安心して使える。
文字入力の動作ではカクカクとしたぎこちない動作は今のところ見られない。一方でスクリーンショットの反応はあまり変わっていないような。スクロールやページの切り替えは速いように思える。
というわけで全体的に動作は軽快になっており、電池も持ち、今のところ普段利用しているアプリで不具合は見られず(7.0で追加されたマルチウィンドウ時は動作がうまくいかないアプリ)、アップデートして良かった、というのが今のところの結論だ。Qua phone PXユーザーはぜひ7.0へ! バックアップは忘れずに。