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ZTE「AXON 7」、一緒に買い揃えたモノ

【AXON 7】

 前回は「AXON 7」の購入直後に良いと感じたところや雑感をお伝えした。6インチコミュニティからは裏切り者として指弾されてしまった筆者だが、今回はめげずに続編として、「AXON 7」に合わせて買い揃えたものについて書いていきたい。

USB Type-Cケーブル

 それなりに意識して用意する必要があったのは、充電用のUSBケーブルだ。最近発売される端末でこそ珍しくはないが、「AXON 7」にはUSB Type-C端子が採用されているため、自分の持っているケーブルの幾つかは買い替えが必要になる。製品パッケージには、QuickCharge 3.0準拠と思わしき仕様のACアダプターと、USB Type-Cケーブル、さらにmicroUSB端子をType-Cに変換するアダプターが同梱されており、同梱物は総じてしっかりとしている。ほかにも、クリアタイプのTPUケース、ラバーのガード付きSIMピン、イヤホンも同梱される。

 ただしマニュアルの類は、超・簡易的なもの以外は同梱されないので、そちらはあまり優しくない(笑)。というか、オンライン上にも(PDFなどで)存在しないので、少なくとも公式の日本語マニュアルは存在していないと言ったほうが正しい。

 USB Type-Cケーブルは、ACアダプターと合わせて、パッケージ同梱のものを会社のデスクで使っている。

 自宅用には、まずACアダプターとして「Anker PowerPort Speed 5」を購入。これはQuickCharge 3.0対応の5ポートUSB ACアダプターだ。あわせて、USB Type-Cケーブルも購入した。モバイルバッテリーとセットで持ち運ぶ用に、短いUSB Type-Cケーブルも購入している。

 USB Type-Cケーブルは今回、店頭で購入しようとして気が付いたのだが、比較的新しい規格のせいか、店頭の製品の価格があまり下がりきっていない印象だ。ヨドバシでは、1本でも1000~1500円ぐらいする製品がほとんどだった。Amazonでしか売っていないような、Ankerなどのモバイルグッズ系新興メーカーなら5~6本も買えてしまう価格だ。端末の買い替えで充電ケーブルも総とっかえ、などという人は余裕をもって下調べしておきたい。

 余談だが3月3日に発売されたゲーム機「Nintendo Switch」も、USB Type-C端子を使って本体を充電する仕様。もちろんSwitchにもUSBケーブルは同梱されるが、Switchを買った人や購入を検討している人なら、これを機にUSB Type-Cケーブルをまとめて何本か買ってしまうのもいいだろう。

アルミ製スタンド

 「AXON 7」以前に使っていた「Nexus 6」は非接触充電に対応しており、会社のデスクでも自宅でも、スタンド型で端末を立て掛けられる充電台を愛用してきた。「AXON 7」に代わることでこれらもお役御免というとになるのだが、あのスタンドの使い勝手は捨てがたい……ということで、Amazon.co.jpでよく知らないメーカーのアルミ製スタンド、2種類を買ってみた。立てかける角度が固定のものと、可変の2製品だ。ひとつは自宅用、ひとつは会社のデスク用になるが、自宅用はそれほど求める条件が厳しくないので、会社のデスク用に角度可変モデルを使うことにした。

アルミ製スタンド2種。本体を傷つけそうだがギリギリ大丈夫な模様

 前述の、買い揃えたUSB Type-Cケーブルだが、パッケージ同梱のmicroUSB Type-C変換アダプターを使えば、わざわざ買う必要もないのでは? と思われることだろう。しかし、アダプターをかますと、その増えた長さのせいでスタンドの下側の余白を使い切ってしまい、スタンドに上手く乗らなくなる(角度可変タイプは背もたれ部分を“寝かす”ことで回避できる)。またアダプターの利用は、QuickCharge 3.0などの高い電圧で利用することへの不安があるのと、データ伝送の利用では多くの場合でUSB 2.0に規格が制限される(AXON 7のType-CはUSB 3.0)ので、可能な限り使わない方針にした。

 今時は、USBケーブルでパソコンと接続してデータを転送しない、と言いたいところだが、「AXON 7」の特徴であるハイレゾ音源の再生に使う音楽ファイルはそれなりに巨大で、速度の面で有線ケーブルで転送したいところ。microSDXCカードを取り出せば、という方法も、SIMトレイ自体を抜き挿しするため、気軽に出し入れはしづらい。よって、USB Type-CケーブルでなおかつUSB 3.0での伝送というニーズがそれなりに出てくるのだ。

パッケージ同梱のUSB Type-Cケーブル
パッケージ同梱のType-C変換アダプターを使用。下側にスペースが必要になる

画面保護フィルムは……

 SIMフリー端末が、まだまだ“メインストリームではない”と実感してしまうのは、アクセサリーなどの充実具合だろう。「AXON 7」は、液晶保護フィルムの調達にもちょっと苦労するレベルで、端末本体購入時に探した限りでは、例えばガラスフィルムタイプはヨドバシカメラで1種類しか取り扱っていなかった。ガラスタイプは元々多くないが、アクシデント時に“代わりに割れてくれる”として期待していた。しかし「貼ってみたら、端が浮く」と、けっこうな数の不満のレビューが付いていたので不安になり、Amazonで別のガラスタイプを探して購入してみた。

 しかし、届いて開封し、場所のあたりをつけるためにまず重ね合わせてみると、明らかにディスプレイ表示領域よりもガラスの幅が足りない……。これではガラスフィルムのエッジで画面の両端の一部が歪んで見えてしまう。これはどうやら、「AXON 7」のディスプレイ表面の端に施された2.5D処理が影響しているようで、ギリギリ端まで攻めるとガラスが浮いてしまうということのようだ。

 この“2.5D処理に対応できない問題”で、ガラスタイプの理想的な製品は望み薄と感じてしまい、未だに保護フィルムを買えていない。Gorilla Glass 4の耐久性にかけるしかない状況だ。これまでとは違い、ZTEの保証サービスに加入しているので、「SIMフリー端末は自己責任、落としたら終了」みたいな不安は、ある程度払拭されているのだが……。最近ではもう、ポケットから取り出す時に“今、後ろからドつかれても絶対落とさない”というレベルでグッ! と強くつかんで取り出すのが板についてきたようだ……。