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arrows NX F-02HをAndroid 6.0にアップデートして感じた細かな違い

Android 6.0.1にアップデート

 6月21日に公開された「arrows NX F-02H」向けのAndroid 6.0.1対応OSバージョンアップ。バージョンアップで追加・修正された機能は富士通のWebサイトに紹介されていますが、今回は1カ月ほど使ってみて気がつく細かなアップデートによる変更をご紹介。なお、大きいアップデートの場合は工場出荷状態へ初期化する派なので、今回も6.0.1にアップデートした後、本体を初期化しています。

 アップデート後に一番大きな変化を感じたのはシステムフォントの変更で、アップデート以前に比べて丸みが取れたシステムチックなフォントになりました。設定からフォントの変更もできるのですが、これで変更できるのは本体メニューなど一部のようで、ブラウザのフォントはシステムフォントを変更しても変わりません。優しい雰囲気だった以前のフォントに比べるとやや堅苦しさを受ける新フォントですが、1カ月もすれば慣れてしまうので、このあたりはこだわりの問題かもしれません。

以前のフォント
新しいフォントで同じページを表示
フォントの設定変更
微妙な範囲設定が難しくなったコピー&ペースト

 文字のコピー&ペーストも操作感が変わり、若干ながら以前よりもタッチで指定したエリアの文章をコピーする際の微調整が難しくなりました。思った文章や単語だけ範囲指定しようとしても微妙にずれてしまい、最近では多めにコピーしてから不要な部分を削除する、という使い方で乗り切っています。

 カメラのUIも変更され、インカメラとの切り替えショートカットが用意されました。個人的にはインカメラあまり使わないので動画との切り替えショートカットが欲しかったところですが、インカメラを多用する人はタッチ1つで切り替えられるので便利そうです。

 セキュリティ面では、写真や個人情報にアプリがアクセスする際は毎回許可が必要になりました。手間が増えてはいるものの、「このアプリはこんなアクセスが必要なんだな」というのを細かく確認できるのはありがたく、不要な個人情報へのアクセスを防ぐのにも役立ちます。

インカメラの切り替えが簡単に
アプリの個人情報アクセスをこまめに確認

 もっとも期待していた消費電力の効率化は、本体を初期化したせいかもしれませんが以前よりも持つようになりました。バッテリーの持ちが倍以上になる! というほどの効果ではありませんが、普通に1日使っていてバッテリーが切れそうになるまでの体感が以前よりも心持ち長くなった気がします。

 何より最新OSにアップデートできるということは、端末を使い続けられる期間が伸びたということ。まもなくAndroid 7.0のリリースも予定されてはいますが、現状の一般向けとしては最新バージョンにアップデートできたおかげで、まだこの先もしっかりとこの端末を使い続けられそうです。