スタパ齋藤のコレに凝りました「コレ凝り!」

プロテクターでリスク軽減!

バイクは転倒しなくても大怪我する!?

プロテクター装着しまくり中!

 最近、オートバイでよく走っております。本連載バックナンバーで書きましたとおり、山道なんかを中心に気ままに走っている感じ(該当記事はコチラ)。

 さて、バイクに乗るときは「プロテクター類」を着ける派のワタクシです。体の各部を万が一の衝撃などから保護する「防具」的なものを身に着けているわけです。2010年頃からそうしていますが、オフロードバイクに乗り換えたということもあり、プロテクターをイロイロと新調しました。最近は便利&実用的なプロテクターがイロイロ発売されていてイイ感じですネ♪

左は肘用と膝用のプロテクター。肘や膝は転倒時などにぶつけやすい箇所ですが、そこを硬質な樹脂で保護します。右は使用中のライディングブーツ各種。ゴツい方はオフロード用ブーツですが、オンロードでもオフロードでも抜群の安心感(と脚の保護性能)があります。
脊椎と胸部を守るプロテクターで、上半身に着用するタイプです。事故などのとき、脊椎や胸部(心臓など内蔵)への損傷を軽減させる保護具です。ゴツく見えますが、着用してその上に上着などを着られます。
最近ではプロテクター内蔵のライディングウェアも多々あります。肘、肩、背中、さらに胸部にプロテクターが内蔵されていたりも。

 ご参考までにワタクシのバイク歴を書きますと、バイク免許を取得したのが1980年で、最初は原付(MT)から乗り始め、間もなく400ccのいわゆる中型バイクに乗り、アレコレと乗り換えつつ1993年頃まで乗り続けました。その後はクルマに乗り始めましたが、7年ほどブランクがあって2000年頃からまたバイクに。主に原付バイクにチョイ乗りしてた感じですが、2011年頃から200ccのスクーター→400ccのオンロードバイクへと、何となくリターンライダーという感じで再びバイクによく乗るように。そして現在は250ccのオフロードバイクに乗っているというわけです。

 途中のブランクを除外すると、バイク歴は30年くらいですが、プロテクターを装着し始めたのはここ6~7年のことです。20年以上プロテクター無しで走っていたわけですが、今考えると「よくまあプロテクター着けずに走ったな~無謀だったかも」と思ったりします。さておき、プロテクターを装着し始めたきっかけは、バイク用品店でプロテクターを見つけて「あっ最近はこういうのがあるのか!」と思ったからです。

 それ以前は「プロテクター=モトクロスやロードレース用の特殊な装備」と思っており、またそんなふうに販売されていましたし、漠然と「自分とは関係のないモノ」とも思っていました。ですが、2011年頃に久々にバイクへとリターンしてみたら、プロテクターのジャンルの裾野が広がっていました。それを見て「おっ、イイじゃん! 着けてみたいじゃん!」と。後付けで「プロテクターを装着していればバイク事故におけるリスクを選らせるのダ」とか思いつつ、鋭意使い始めたという感じです。

 以降、バイクツーリング時はもちろん、チョイ乗り時でもプロテクターを装着して走っています。意外に思われるかもしれませんが、原付バイクに乗って近所に買い物に行くような時でも、わりとシッカリとプロテクターを装着しております。

 というのは、経験上「バイクは転倒しなくても怪我するのダ」というアタマがあるからです。また、プロテクターを装着していれば「ああいう怪我はしないだろう」とも思えるからです。

転倒しなくても怪我?

 バイクで怪我、とか聞くと、すぐに「転倒」を思い浮かべるかもしれません。バイクは、タイヤとフレームとエンジンの上に人が座っているだけの乗り物。確かに、走行中に滑るなどして転倒したら、人は投げ出されて怪我をしてしまいそうです。

 30年くらいバイクに乗っているワタクシも何度か転倒しましたが、思い返してみると、単独で転倒したことが原因での「怪我らしい怪我」は皆無です。せいぜい、パンツや上着が破れる程度で、怪我と言っても関節部のアザ程度です。大怪我がなくてラッキーとも言えますが、「コケそうだな~」と思う場所では十二分に減速するチキンハートの持ち主ですので、まあそんなモンだろうと感じています。

 ほとんどのライダーがそう感じていると思いますが、バイクってそうそう転倒する乗り物ではありません。常識的な範囲で加減速し、しっかり注意しつつ乗っていれば、まあ「ほとんどコケることはない」という感じではないでしょうか?

 しかし、転倒しなくても怪我をしてしまうことはあります。アリガチ、かもしれません。

 それは「もらい事故」です。バイクは「人が生身で乗っている」乗り物ですので、クルマと接触したら予想外のダメージを受けがち。制限速度を守りつつ安全を意識して走行していても、横からパッとクルマが飛び出して来たら……巻き込まれて事故となり、ともすれば大怪我につながります。

 そんな経験が二度ほどあります。現在から25年以上前のことですが、突然のもらい事故。

 一度はクルマの飛び出しです。バイクに乗り、地元の裏道を安全と思われる速度(もちろん法定速度内)で走っていたら、中年女性が運転する車が飛び出してきて、ブレーキをかける余裕もなく衝突。バイクのフロントフォークは折れ曲がり、私の足はクルマとバイクに挟まれて打撲を受けました。幸い折れませんでしたが、膝が腫れ上がりました。

 もう一度も似たような事故でした。バイクで走行中、大きな四輪駆動車がバックで道に出てきました。対向車もあり避ける隙がなく、進路を保って急制動するのがやっとでした。しかし衝突。クルマ後部バンパーで、左脛を強打しました。これも幸い骨は折れませんでしたが、血液が滲むほどの強い打撲で、痛みと腫れと内出血が引くまで数週間かかったという記憶があります。

 どちらの事故も打ち所やタイミングが悪ければ、恐らく入院が必要になったかもしれません。その点は「傷が浅くてラッキー」だとは思いますが、運が悪ければ……。バイク側が慎重に運転していても、不注意に飛び出してくるクルマなどがあり、タイミングが悪ければ事故が起きるのです。そして怪我もするわけです。

 怪我で済めば、不幸中の幸いなのかもしれません。「もらい事故」で死んでしまった人も知っています。もらい事故で怪我をしてしまった人は、さらに多く知っています。

 ここで「もうバイクに乗るのはやーめた!」と思えれば、最も幸運かもしれません。バイクを運転しなければ事故も起きませんし、峠道でコケることもないからです。バイクから降りてクルマだけにするほうが(クルマ運転中の不注意でバイク乗りや自転車乗りや歩行者を轢き殺す可能性を除けば)リスクが少ないですよネ♪

 ところが、一度バイクの楽しさ良さ、見えてくる新たな世界や開放感、さらには趣味性や経済性等々多数のメリットを知ってしまうと、「もうバイクに乗るのはやー……められない!」となってしまう人が多いようです。ワタクシもそのひとり。

 なので、少しでもリスクを減らすべく、安全運転を心がけるのはもちろん、必ずプロテクターを装着して走っているというわけです。前述のもらい事故時、もしプロテクターを着けていたら膝や脛のダメージはずっと少なかっただろう、と思うのです。

脚を守るブーツとプロテクター

 もらい事故で脚にダメージを受けた記憶が残るワタクシ的なプライオリティー上位は、ブーツと脚周辺のプロテクターです。他の部位のプロテクターは不要という意味ではなく、「これらがあれば痛かった記憶が和らぐ」的な。

 乗っているのはオフロードバイクですが、使っているブーツはオフロードブーツとオンロードブーツです。オフロードブーツはGAERNE(ガエルネ)の「ED-PRO art.405 (イーディープロ・アート405)」(公式製品情報ページはテコチラ)。オンロードブーツはXPD(エックスピーディー)の「XP3-S」(公式製品情報ページはコチラ)です。

左がGAERNEの「ED-PRO art.405」で、右がXPDの「XP3-S」。

 オフロードブーツのほうは「日本人の足のカタチに合いやすくてカカト部分もわりあい柔軟」として知られるヤツですな。より本格的なオフロードブーツと比べると「脚に対する保護性能が若干甘い」という感じはしますが、「コレを履いていれば膝から下の怪我はそうそうナイぜ!」と思えるくらい安心感があります。こちらは、ツーリングに行ったり林道を走ったりするときに履いています。

 オンロードブーツのほうは街乗り用。オフロードブーツに比べると柔軟で動かしやすく、街中で頻繁にシフトアップダウンや後輪ブレーキ操作を行うには都合が良いです。スニーカーなどと比べれば、脚に対する十分な保護性能も感じられます。

 これらのブーツに加え、ニー・シン(knee-shin)タイプのプロテクターを使っています。「ニー・シン」とは「膝と脛」を意味し、つまり膝と脛を保護するプロテクターです。モノとしてはKOMINE(コミネ)の「SK-607 エクストリームニーシンプロテクターショート」(公式製品情報ページはコチラ)です。

KOMINEの「SK-607 エクストリームニーシンプロテクターショート」。膝と脛を保護するプロテクターで、面ファスナー固定式の伸縮バンドで脚部に固定します。

 使い方としては、ニー・シンプロテクターを装着し、プロテクターの脛部分をブーツ前側で覆うようにしてブーツを履きます。これで足先から膝まで、安心感とともに覆われます。

 ちなみに、バイク・ライディング用パンツとして、ニー・シンプロテクターなどを内蔵しているタイプもあります。そういったパンツを穿き、その上に上記のようなブーツを履けば、やはり膝から下が守られます。また、そのタイプのパンツはお尻や腰左右部分にもプロテクターが内蔵されていて、さらに保護性能が高かったりもします。

 ただ、そういうタイプのパンツだと、「バイクに乗るときは必ずそのパンツ」となる感じで、パンツ選択の余地がありませんし、自分の体型に合うかどうかも微妙なところかもしれません。そんな理由から、ワタクシはブーツ+ニー・シンプロテクターを、登山パンツやジーパンの上から装着しています。

とりあえず便利な「プロテクター内蔵型ジャケット」

 バイクに乗るとき、けっこー好んで使っているのが「プロテクター内蔵型ジャケット」です。バイク用トップスのアウターですが、着るだけで肘・肩・背中がプロテクターで保護されるようになっていて便利です。オプションで胸部を保護するパッドを装着したりもできます。

 ワタクシが使っているのは、RS TAICHI(RSタイチ)の「RSJ311 CREW MESH JACKET」(公式製品情報ページはコチラ)や「RSJ707 MOTOREK WINTER JACKET」(公式製品情報ページはコチラ)です。前者が夏用で後者が冬用。どちらも「デカいサイズがあって入手性が良い」という、若干消極的な理由で選んでおります。

RS TAICHIの「RSJ707 MOTOREK WINTER JACKET」。プロテクター内蔵型ジャケットで、背中、両肩、両肘の部分に通気性のある薄めのプロテクターが内蔵されています。プロテクターは交換可能なので、より厚めで保護性能の高いものに換えています。
スナップボタン式の胸部プロテクターを追加することもできます。RS TAICHI製のCPS(チェストプロテクターシステム)対応の胸部プロテクターを装着可能ですが、左右が分割可能な他社製プロテクターを使っています。

 上の写真の「分割可能な胸部プロテクター」ですが、モノは便利なホンダの「ボディプロテクター セパレート」(公式製品情報ページはコチラ)です。ハッキリ言ってお高いんですけど、しかし、使用時は左右が合体して上着の前を開いたときは左右を分割できて非常に便利です。合体させてジャケットのファスナーを閉じた状態では、まず分離しませんし、強度も十分だと感じられます。

 なおこの胸部プロテクター、ホンダ製ジャケットに加え、ファスナーボタン式胸部プロテクター対応のジャケットに装着できるようです(が、合わないジャケットもあるかもしれません)。また、付属のドットテープを縫い付けることでほとんどのジャケットに装着できるようです。

胸部+脊柱プロテクターの上に好きな上着を着る

 非常に手軽に使えるプロテクターとして、KOMINEの「SK-695 マルチチェストプロテクター」(公式製品情報ページはコチラ)と「SK-692 CEマルチバックプロテクター」(公式製品情報ページはコチラ)も使っています。それぞれ、胸部プロテクターと脊椎プロテクターで、個別に使えますが、合体させて胸部と脊椎を同時に守るプロテクターとしても使えます。安心感と利便性を兼ね備えていて、かなり気に入っています。

左が「SK-695 マルチチェストプロテクター」で、右が「SK-692 CEマルチバックプロテクター」。それぞれ単体で使えるプロテクターで、基本的にはジャケットの内側に装着するプロテクターだと思います。※画像は公式製品情報ページから抜粋。
「SK-695 マルチチェストプロテクター」と「SK-692 CEマルチバックプロテクター」を合体させたもの。肩や脇腹を通る伸縮ストラップは掛け外しが容易で、腹部を通る幅広ベルトは面ファスナー式なので、とてもクイックに身に着けられます。

 この組合せ、容易に装着できるわりには「背中と腹部の安心感が非常に高い」です。フィット感も抜群。何度も使っていますが、ズレることもなく快適です。また、その上から好みの上着を着られるあたりもナイスです。

 ただ、この組合せの場合、肘や肩のプロテクターは別途用意する必要があります。単体で使える肩プロテクターってのが意外に少ないので、軽く難儀しているワタクシです。

 さらにシッカリ考えると、首用のネックプロテクターも必要かも、です。バイク事故で被害を受ける部位のダントツ1位が頭部で、次点が胸部でその次が腹部だそうです。いちばん被害を受けがちな頭部を守るためには、ヘルメットだけでなくネックプロテクターも欲しい感じ……などと、より安全により安全にと考えていくと、な~んかバイク用のエアバッグが欲しくなってくるワタクシです。

 バイク用エアバッグについては、日本製で世界的にも有名な製品として無限電光の「hit-air (ヒットエアー)」(公式製品情報ページはコチラ)があります。その詳細はリンク先に任せますが、各種プロテクターに加えて「hit-air」まで使えば、そーとーリスクを低減できるような気がします。

 ともあれ、バイクに乗るときのリスクを少しでも軽減するため、ヘルメットはもちろんプロテクター類もゼヒ。ヘルメットやプロテクターを装着しても、安全運転を心がけないとあまり意味がないと思いますが、ぜ~んぶ自分のコトなので、しっかり自分で守ったり逃れたり防いだりしましょう!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。