≪新刊立ち読み≫スマートフォンのはじめかた

「SIMフリー超入門 iPhone編」

「SIMフリー超入門 iPhone編」

格安SIMでスマホがこんなに安くなる

 本コーナーでは、モバイル関連の新刊を立ち読み形式で眺めながら、スマートフォンの基本的な使い方や便利な使い方をご紹介していきます。

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 キャリアでスマホを購入すると、2年間使い続けることを条件にさまざまな割引があり、「実質0円」になることもある。SIMフリー端末には、それがない。そのため、初期費用だけを見ると、割高に見えるかもしれない。

 だが、計算してみると、2年間の費用を考えれば、SIMフリー端末を購入するほうが、はるかに安上がりだ。ドコモの場合、スマホの通信料金は月額6922円(税込)からとなっている。2014年6月からの新料金では、もっとも安いプランで同程度だ。

ドコモのスマホ料金(税込)
タイプXiにねん……802円
Xiカケ・ホーダイ……720円
Xiパケ・ホーダイライト……5076円
SPモード……324円
計……6922円
2年間合計……16万6128円

ドコモ2014年6月からの新料金(税込)
カケホーダイプラン……2916円
データSパック(2GB)……3780円
計……6696円
2年間合計……16万0704円

 これに分割で支払う端末代や通話料金がかかる。

 一方格安SIMは、データ通信専用SIMなら、通信料金は月額1000円以内。IIJmioの「IIJmio高速モバイル/Dサービス」の場合で計算すると、次のようになる。

IIJmio高速モバイル/Dサービスの料金(税込)
SIMパッケージ……3240円(初回のみ)
月額料金……972円/月
2年間合計……2万6568円

 同じくIIJmioの音声通話機能付きのSIMを選んでも、次のとおり。

みおふぉんの料金(税込)
SIMパッケージ……3240円(初回のみ)
月額料金……2052円/月
2年間合計……5万2488円

 新しくSIMフリースマホが必要なら、Google PlayストアでNexus 5(16GB)を購入すると、4万937円(税込)。端末代を足しても、データ通信専用SIMの場合で、ドコモのわずか3分の1近くまで安くなる。この差額で、2年の間にもう1、2回ほどスマホを買い換えることだって可能だろう。

 SIMフリー版iPhone 5sを選ぶと、16GBで7万3224円と、端末代は多少かさむ。キャリアのiPhone 5s(16GB)なら「実質ゼロ円」だが、2年間の費用を比較してみると、やはり格安SIMのほうが、データ通信専用SIMの場合で6万円も安くなる。

 その程度の差なら、何かあったときのためにキャリアで契約したほうがいいのでは、と考えるかもしれないが、iPhoneの修理はキャリアでは対応できず、アップル正規プロバイダのみの対応となる。

 また、SIMフリー版iPhoneは、中古ショップやネットオークションでは、驚くほど高額で売れる。キャリアのiPhoneと比べて、倍以上の値段が付くことが多い。iPhoneはほぼ毎年、新しい機種が発売される。2年以内に新機種に変更したくなったときのことを考えると、SIMフリー版iPhoneのほうがかなり得になるはずだ。

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書名SIMフリー超入門 iPhone編
価格電子書籍 864円(本体800円)/印刷書籍 1080円(本体1000円)
判型EPUB3 & Kindle Format8/A5判 76ページ
発売日2014年6月13日
企画・編集株式会社インプレスジャパン

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編集部