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「OPPO Reno3 A」レビュー

4眼カメラ、防水防塵、おサイフケータイ搭載で『いろいろ余裕』なスマートフォン

 「いろいろと余裕のスマホ」というコンセプトの基、日本オリジナルモデルとして開発されたOPPO Reno A。税抜き3万円台という手に取りやすい価格ながら、ハイスペック機に迫る高性能チップや充実したカメラを搭載。防水防塵性能やおサイフケータイといった日本のユーザーが求める機能も漏らさず備えたAndroidスマホで、コストパフォーマンスを意識するユーザーからスペックに妥協したくないユーザーまで、幅広い支持を集めた。

 そのOPPO Reno Aの期待の後継機となるのが「OPPO Reno3 A」だ。引き続き、ミドルレンジモデルでは貴重な、美しく画面占有率の高い有機ELディスプレイを採用。十分なRAMやストレージを備えているのはもちろん、今回はカメラが大幅に進化した。また、急速充電に対応した大容量バッテリー、ストレスなく使うために欠かせない便利機能も搭載している。

 OPPO Reno3 Aの、パワーアップした余裕を感じさせる進化ポイントを紹介しよう。

OPPO Reno Aの後継機として、さらに余裕を感じさせる進化を遂げたOPPO Reno3 A

薄く美しいボディに画面占有率約90%の有機ELディスプレイ

6.44インチの有機ELディスプレイを搭載

 大画面を搭載しながら薄くて軽く持ちやすいというOPPO Reno Aの特徴は、OPPO Reno3 Aでも継承されている。6.44インチの美しい有機ELディスプレイは非常に狭額縁で、フロントカメラ部分のみくぼんだ水滴型ノッチを採用。

 さらに、指紋認証センサーをディスプレイ内に収めることで、画面占有率89.9%を達成した。前面がほぼディスプレイかつ解像度は2400×1080ドットと高精細なので、動画やゲームは没入感高く楽しめる。

画面内指紋センサーを採用し、正面はほぼすべてディスプレイだ

 また、ディスプレイ表面はCorning社の強化ガラス「Gorilla Glass 5」。カギなどによる傷がつきにくく、落下破損に対する保護性能も高い。

 とはいえ、OPPO Reno3 Aのボディはクアッドカメラを搭載しているモデルとしては薄くて軽く、人間工学に基づいた曲面デザインは持ちやすい。持っているときに、うっかり落としてしまいそうな感じはない。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色が用意されているが、ホワイトは白から紫に変化していくグラデーションカラーが非常に美しく洗練されている。価格的にはミドルレンジのモデルだが、ハイエンドモデルにも決して引けを取らない高級感だ。

薄さは8.2ミリで重量は175グラム。ホワイトはグラデーションカラーがきれいだ

高性能なクアッドカメラを搭載

 OPPO Reno3 Aで最も進化したのがカメラ機能。Reno Aはデュアルカメラだったが、Reno3 Aは800万画素の超広角レンズ、4800万画素のメインレンズ、200万画素のモノクロレンズとポートレートレンズという4つのレンズを搭載し、あらゆる撮影シーンに対応する。

上から超広角レンズ、4800万画素のメインレンズ、モノクロレンズ、ポートレートレンズという配置

 4800万画素、1/2.0インチRGGBセンサーのメインレンズでは超高精細な写真、超広角レンズでは119度の広い範囲を歪みを抑えて撮影できる。超広角レンズはスマホのカメラに定着し、風景はより広大に、集合写真は楽に、ホテルなどの室内も1カットで全体を収めることができて便利で楽しい。

4800万画素で撮った写真は、拡大しても細部までくっきりと写っている(拡大画像のファイルサイズは約10MB)
超広角モードにすると119度の広い範囲を撮れる。(拡大画像のファイルサイズは約2.1MB)

 また、暗い場所でも明るく印象的に撮れる「ウルトラナイトモード」を搭載しており、非常に美しい夜景が簡単に撮影できる。ウルトラナイトモードで超広角の撮影も可能だ。

ウルトラナイトモードで撮ったライトアップされた東京駅。8秒間ほど撮影を続けるので、しっかりと構えてなるべくスマホを動かさないようにして撮る。非常に明るく、鮮明な写真になる。強い光もにじまない(拡大画像のファイルサイズは約1.9MB)

 さらに、モノクロレンズとポートレートレンズはソフトウェアとの組み合わせによってフィルター効果を発揮し、何気ないシーンも芸術的な写真に仕上げてくれる。

フィルターを使うと、何気ないシーンもアートな雰囲気に仕上がる(拡大画像のファイルサイズは約5.2MB)

 OPPOは横浜に研究所を構えているが、カメラの各種機能はそこで培ったノウハウが反映されているという。スマホカメラのトレンドをしっかり押さえたOPPO Reno3 Aのクアッドカメラは、どんなシーンでもワンタッチできれいな失敗のない写真が撮れるのはもちろん、各種モードを使えばワンランク上の作品に仕上げてくれる。

ゲームも余裕のハイパフォーマンス

 OPPO Reno3 Aが採用するCPUは、オクタコアのQualcomm Snapdragon 665。3Dグラフィックを多用するようなリッチなゲームをプレイするには若干、力不足な部分もあるが、ARを使った位置情報ゲーム程度なら問題なく遊べる。RAMは6GB、ストレージは128GBで、普段使いには十分なスペックだ。

 バッテリーはReno Aの3600mAhから増えて4025mAhに。バッテリー切れをそれほど気にせずに使える容量になったと同時に、18WのQualcomm QuickCharge 2.0に対応し急速充電が可能になった。うっかり充電を忘れても、短い時間である程度使える分のバッテリーは充電できる。

もちろん日本仕様に対応!

 もちろん、日本のユーザーが求める機能はしっかり搭載している。防水防塵性能はIP68となり、Reno Aよりも防水性能がアップした。また、スマートなキャッシュレス決済を可能にするFeliCaも引き続き搭載している。なお、今回はOPPO A5 2020で好評のFMラジオを搭載した。ラジオは災害時の情報収集ツールとして評価が高く、万が一の際にも安心だ。有線イヤフォンを接続して聴取するが、3.5ミリのイヤフォンジャックは底面に備えている。

FMラジオを搭載。底面に3.5ミリのイヤフォンジャックを備えており、そこに有線イヤフォンを挿して利用する

 ユーザーインターフェイスはOPPO独自の最新「ColorOS 7.1」だ。三本指で上から下になぞることでスクリーンショットができる「三本指のスクリーンショット」や、画面の右端から中央に向かってなぞると、よく使うアプリなどを素早く呼び出せる「スマートサイドバー」、OPPO Reno3 Aの操作画面を動画として撮影できる「画面録画機能」などに加え、使いやすさと見やすさを重視したホーム画面モード「シンプルモード」が新たに追加された。初めてスマホを使う人やiPhone端末から買い換える人にとっつきやすいモードになっている。

スマートサイドバーを使うと、よく使う機能を素早く起動できる。また、LINEなどのメッセージ系アプリは、画面上にフローティングウインドウで表示され、返信もできる
アイコンが大きく見やすい「シンプルモード」

“余裕を感じる”バランスの良いスマホ

 OPPO Reno3 Aは、普段使いに必要な機能が、少しずつレベルアップして搭載されている印象だ。ミドルレンジのスマホには贅沢な有機ELディスプレイやどんなシーンにも対応できるクアッドカメラは最たるものだが、持ちやすさと美しさを兼ね備えたデザインの満足度は高く、使い勝手を大幅にアップさせる大容量バッテリーや急速充電は、心にゆとりを与えてくれる。

 防水防塵、FeliCaといった日本仕様やFMラジオ、ColorOS 7.1に備わっている便利機能も、それがあることによって生活が格段に快適、スムースに運ぶ。OPPO Reno3 Aは、そんな充実の機能を、Reno Aと同じ買いやすい価格で提供してくれる太っ腹なスマホだ。

 価格以上の性能を感じられる余裕のスマホだけに、ミドルレンジスマホを積極的に選ぶ人から、普通のミドルレンジスマホでは物足りないと感じている人まで、多くの人にとってベストチョイスとなるだろう。

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