iPhone駆け込み寺
iOS 16の「写真」アプリの切り出し機能が便利なので使い方を覚えておくといいかも!
2022年9月14日 16:50
iOS 16では標準の「写真」アプリで人物などを長押しすると、輪郭を検出して切り出すことができる。
写真の中から切り出したい人物などを長押し、iOSがそのオブジェクトの切り出しに成功すると、触感とともにそのオブジェクトが浮き上がるように表示される。そのまま指を離すとメニューが表示されるので、そこで「コピー」を選択し、別の画像貼り付けに対応するアプリで「ペースト」すれば、切り出した部分だけを貼り付けられる。
「コピー」ではなく「共有」を選べば、LINEやAirDropなどで送信もできる。人に送るときはこちらの方が便利だろう。
人物だけでなく、動物や食べ物、スマホなどのモノも切り出せる。ただし複数の人物やモノが写っている場合、特定のモノだけを切り出すことはできず、基本的に背景以外をまとめて切り出す仕組みになっている。
操作方法を工夫すると、ドラッグ&ドロップでほかのアプリに画像を渡すことも可能だ。
まず先ほどと同じように写真上で切り出したい人物やモノを長押しする。このとき、iPhoneは卓上に置き、利き手の指を使った方が良い(重要)。触感とともにオブジェクトが浮き上がるように表示されても指を離さず、そのまま指を動かす(ドラッグする)。そしてドラッグしたまま、利き手ではない手の指でホーム画面を表示させる。
iPhone X以降のホームボタン非搭載モデルなら画面下部のホームインジケーターバーを上にスワイプ、iPhone SEなどホームボタン搭載モデルならホームボタンの押下、まぁいつもの操作だ。
するとホーム画面が表示されるので、そこで画像を貼り付けたいアプリを起動する。まだドラッグ中の指は離しては駄目だ。アプリが起動し、写真を貼り付ける箇所を表示させたら、そこに写真でドラッグしている指を離す(ドロップする)。
こうやって書くと複雑だが、やってみると簡単なので、ぜひとも試して、やり方を覚えておくことをオススメしたい。筆者も正直、「こんな操作方法があったんかワレェ!」と思っているところである。友人に意味もなく寿司画像を送りつけたり、過去に写真を撮った名前のわからない商品をGoogle検索アプリで調べるときなどに便利だ(切り出さないでも比較的正確に検索してくれるけど)。
ちなみに写真で長押しした位置に文字があると、文字をコピーしたり、電話番号なら電話をかけたり、日付や時刻ならスケジュール作成もできる。日本語でも、多少斜めになっていても、かなり正確に認識できる。文字を認識した写真は、右下にアイコンが表示されるので、それをタップしても良い。QRコードならSafariで開くことも可能だ。文字が入ったオブジェクトを切り出したいときは、上手い具合に文字以外のところを長押ししよう。