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「DeepSeek」の取得したデータ、中国の法律が適用 個人情報保護委員会が情報を公開
2025年2月4日 14:00
個人情報保護委員会は、中国のDeepSeekが開発した生成AI「DeepSeek」をめぐり、同サービスのプライバシーポリシーなどに関する情報を公開した。
同委員会によると、DeepSeekを利用することで同サービスが取得するデータは中国国内のサーバーに保存されることがプライバシーポリシーに記載されている。また、DeepSeekが取得したデータの取り扱いについては、中国の国内法が適用される。
適用されるとみられる中国の法律には「中華人民共和国個人情報保護法」のほか、事業者に対して政府の情報収集への協力を義務付ける「中華人民共和国国家情報法」や「サイバーセキュリティ法」「データセキュリティ法」などがある。
たとえば、データセキュリティ法は中国の政府機関が犯罪を捜査する際、データの調査への協力を義務付ける。国家情報法は中国政府の国家安全期間や公安・軍の情報部門の国家情報活動への協力などを義務付けているという。
DeepSeekのプライバシーポリシーは英語と中国語の表記のみ。個人情報保護委員会は、日本で利用できる同様のサービスと異なり、留意すべき点があるとして情報を提供するとしている。
4日、林芳正官房長官は記者会見でDeepSeekについて触れ「(個人情報保護委員会の)情報提供にも留意してほしい」と注意を呼びかけた。