レビュー

iPhone XS/XS Max/XR、通信機能をチェック

 Appleから発表された「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」。歴代モデルと比較しながら通信機能をチェックする。

iPhone XS Max、iPhone XS
iPhone XR

 iPhoneは、搭載する通信機能が世代ごとに進化してきた。ここでは各世代のiPhoneの通信機能のうち特徴的なものを表にして解説する。なお、日本で発売されていない初代iPhone以外は、基本的に日本における通信機能をピックアップしている。

BluetoothWi-FiNFCモバイルネットワーク対応VoLTESIM
iPhone XR5.0acFeliCa4G LTE-AdvancednanoSIM+eSIM
iPhone XS/XS Max5.0acFeliCa4×4 MIMOとLAA対応ギガビット級LTEnanoSIM+eSIM
iPhone X/8/8 Plus5.0acFeliCa国内TD-LTE、VoLTEnanoSIM
iPhone 7/7 Plus4.2acFeliCa国内TD-LTE、VoLTEnanoSIM
iPhone SE4.2acNFC(国内非対応)国内TD-LTE、VoLTEnanoSIM
iPhone 6s/6s Plus4.2acNFC(国内非対応)国内TD-LTE、VoLTEnanoSIM
iPhone 6/6 Plus4.2acNFC(国内非対応)国内TD-LTE、VoLTEnanoSIM
iPhone 5s4.0a/b/g/nなしTD-LTE(国内非対応)×nanoSIM
iPhone 5c4.0a/b/g/nなしTD-LTE(国内非対応)×nanoSIM
iPhone 54.0a/b/g/nなしLTE×nanoSIM
iPhone 4S4.0b/g/nなし3G CDMA×microSIM
iPhone 42.1+EDRb/g/nなし3G CDMA×microSIM
iPhone 3GS2.1+EDRb/gなし3G×miniSIM
iPhone 3G2.0+EDRb/gなし3G×miniSIM
iPhone2.0+EDRb/gなしGSM×miniSIM

 SIMカードについては、iPhoneは最新・最小サイズをいち早く採用する傾向があり、microSIMカードやnanoSIMカードのサポートは早かった。一方でデュアルSIMへの対応は遅く、今回のモデルであるiPhone XS/XS Max/XRにおいて、「nanoSIM+eSIM」という形で初めてデュアルSIMに対応した。なお中国向けモデルは、eSIMではなくnanoSIMカードが2枚になるようだ。

LTEの最新規格への対応も注目

 モバイルネットワーク機能は、世代ごとにLTEの最大通信速度が異なっているが、接続するキャリアによって速度が異なるため、アップルも普段はそれほどアピールしていないポイントだが、今回のiPhone XS/XS Maxには「ギガビット級LTE」という表記が、iPhone XRにも「4G LTE Advanced」という表記が加えられている。

 LTEの対応バンドは非常に多いため、ここでは省略するが、これも世代ごとに対応が変化しており、世代が進むごとにサポートが増えてきた。日本向けバンドのサポートが多い日本向けモデルは、iPhoneの中でも対応バンド数で最強になるケースが多く、最近ではiPhone 8世代から3.5GHz帯TD-LTEのバンド42をサポートしたほか、iPhone XS/XS Maxでは、周波数免許が不要な周波数帯(アンライセンスバンド)でLTEが提供される「LAA」(Licensed Assisted Access using LTE)向けのTD-LTEの5~6GHz帯、バンド46のサポートも追加されている。

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