ビデオリサーチ、五輪期間中のSNS利用動向を調査


 ビデオリサーチインタラクティブは、今夏に開催されたロンドンオリンピックの期間中における、スマートフォンユーザーのソーシャルメディア利用動向を調査し、結果を明らかにした。調査はiPhoneユーザー版のインターネット視聴データサービス「Smart M3」の結果を中心にまとめられている。

 調査では、オリンピック開催期間中のiPhoneユーザーにおける、ソーシャルメディアの利用状況がまとめられた。7月25日~8月12日の期間中は、1時間あたりのスマートフォン平均利用率が37.1%となり、開催前の4週間の平均と比較して2ポイント上回る結果となった。また、Facebook、Twitter、LINEの3つの利用に絞ると、1時間あたりの平均利用率は13.5%で、こちらも前4週間の平均と比較して2ポイント増加する結果となった。

 1日に一度でも上記のようなソーシャル系サービスを利用した割合は、開催期間中の平均は76.4%となり、前4週間の71.2%を5ポイント上回る結果となったほか、8月10日は利用率は80%にまで上昇した。

 また、相対的には21時台、0時台で利用が活発化しており、男女サッカーや女子柔道の金メダル獲得の瞬間など、競技の時間を中心に活発化したこともわかった。同社では、ソーシャルメディアの利用が活発化したことで、スマートフォン自体の利用も活発化したとしている。

 




(太田 亮三)

2012/9/19 13:37