エステー、放射線量測定の結果を携帯で投稿・確認できるサービス


 エステーと首都大学東京は、家庭用放射線測定器「エアカウンター」および「エアカウンターS」の測定結果をGPS対応の携帯電話で送信し、確認できるサービス「エアカウンターリポート」を2012年1月10日より開始する。「エアカウンター」を購入したユーザー向けのサービスで、「エアカウンターS」は2012年2月3日に7980円で発売される。

 「エアカウンターリポート」は、ウェザーニューズがシステムを構築するサービスで、ユーザーが投稿した測定結果や、ほかのユーザーが投稿した測定結果を合わせて地図上で確認できる。投稿時には、エアカウンターのシリアルナンバー、GPS携帯電話での位置情報、測定結果、測定場所を特定する携帯カメラの写真、天気などの情報を入力して送信する。専用サイトから送信でき、フリーコメントを添えることも可能。フリーコメントは内容により首都大学東京の放射線安全管理学の専門家がメールで回答する。


「エアカウンターリポート」投稿画面イメージ

 

エアカウンターS

「エアカウンターS」

 新たに発売される「エアカウンターS」はドラッグストアやホームセンター、インターネット上の通信販売サイトで販売される見込み。測定時間は最長2分に短縮されており、地上から1mの空気中のガンマ線を0.05μSv/h~9.99μSv/h(毎時マイクロシーベルト)の範囲で測定できる。測定値は国家標準に基づいた校正が実施されている。

 電源は単3形アルカリ乾電池1本で、1日1時間の使用で約2カ月使用できる。連続使用は約60時間。発売時の出荷数は10万個を予定する。本体は22×170mmとスリムなスティックタイプで、重さは60g。


 




(太田 亮三)

2011/12/8 16:44