ドコモの「spモードメール」に不具合、12月中旬に更新


 NTTドコモは、スマートフォンでiモードメールアドレスが利用できる「spモードメール」のアプリについて、複数の不具合があることを明らかにした。12月中旬を目処に不具合を解消する、アップデータを提供する。

 同社によれば、11月18日より提供している「Ver.5200」において、「メールアプリ起動時に画面が黒くなる」「メール作成・返信時に強制終了する」「メール作成画面の電話帳ボタンを押すと強制終了する」「メール一覧画面において電話帳の登録名で表示されない」「メール受信時刻が24時間表記となる」という事象が確認されている。

 このうちメール起動時に画面が黒くなる事象は、メールデータ変換処理のために発生し、数秒~10分程度待つと利用できるとのこと。ただ変換中にバッテリーを外したりして強制的に電源をオフにするとアプリのアンインストールが必要となり、保護されたデータを含め、メールデータが失われる。他の場面でも画面が黒くなる可能性がある。

 12月中旬を目処に、改修版が提供される予定。旧来のバージョンからVer.5200にアップデートした人数について、ドコモでは把握できない仕組みになっているとのこと。一部事象については原因が特定されているが、全ての調査が完了したわけではなく、12月中旬の改修版で不具合が解消されないこともある。ドコモではその後も調査を続け、改修版の第2弾以降で、そうして残された不具合の解消に努める。

(関口 聖)

2011/12/1 18:31