矢野経調査、2010年度の国内タブレット出荷台数は96万6000台


 矢野経済研究所は、国内市場におけるタブレット型端末の出荷台数を調査し、結果を明らかにした。

 調査によれば、2010年度の国内出荷台数は96万6000台。海外メーカーの製品が多数を占め、先進ユーザー向けの販売が主体になった。2011年度の国内出荷台数は前年度比301.8%の291万5000台と予測しており、キャリアブランドが75.5%、Wi-Fiモデルが57.6%を占める見通し。

 また、今後は法人ユーザーの利用も増加するとしており、2012年度には454万台、2013年度には602万台にまで拡大すると予測している。

 一方、世界市場では、2010年のタブレット端末の出荷台数は2025万5000台だった。2011年は通信機器メーカーに加えてパソコン・AVメーカーも参入する見通しで、スマートフォンとの競合やアプリ環境の整備などに課題が多いものの、棲み分けと開拓が順調に進むとしている。

 

(太田 亮三)

2011/7/27 13:13