ドコモ、Windows 7ケータイ「F-07C」を7月23日発売


 NTTドコモは、パソコン向けOSのWindows 7と、iモード対応の携帯電話の2つを1台にまとめ、切り替えて利用できる「Windows 7ケータイ F-07C」を7月23日に発売する。7月21日からドコモショップで事前予約を受け付ける。

 「F-07C」は、Windowsパソコンとiモード対応携帯電話としての機能を搭載する富士通製FOMA端末。それぞれを融合したのではなく、1台の端末内で、2つのOSが動作する形となっており、ディスプレイやキーボードを共有しながら、切り替えて利用する。Windowsパソコンとして利用している間も携帯電話機能は別個に動作する。一方、携帯電話として利用している間、Windowsはスリープ状態となる。

 パソコンとしてWindows 7 Home Premium(SP1適用済、32bit版)を搭載し、CPUは1.2GHz駆動のインテル製「Atom Z600」ながら、600MHzで駆動する。メインメモリは1GB、ストレージは32GBのフラッシュメモリとなる。一方、携帯電話としてはタッチパネルとキーボード、トラックボールで操作できる。Wi-Fi(IEEE 802.11b/g/n)対応ながら、Wi-Fiはパソコン機能からのみの利用となる。パソコンとして利用している間、Wi-Fiと3G通信は同時に利用できない。赤外線通信、Bluetoothは携帯電話側からのみ利用できる。おサイフケータイやiモード、iモードメール、iチャネル、iコンシェルなどに対応する。

 大きさは約125×61×19.8mm(最厚部19.8mm)、重さは約218g。連続待受時間は約600時間、連続通話時間は約370分。Windows 7モードでの駆動時間は約2時間となる。別売りのオプションとして、USBおよびHDMI搭載のクレードルが用意され、USB対応キーボードやマウス、HDMI対応テレビと繋げて「F-07C」のパソコンモードを利用することもできる。

 割賦で購入する場合、24回払いでは1回2870円、12回払いで5740円になるが、月々サポート適用で4万円台半ば(新規契約・機種変更・契約変更)になる見込み。ドコモオンラインショップでは、事前予約は受け付けず、23日12時より販売される。価格は店頭と同等とのこと。

 




(関口 聖)

2011/7/21 15:42