KDDI、Androidタブレット「XOOM」を教育に活用する実験


 KDDIは、文部科学省の「教育の情報化ビジョン」を受け、教育の情報化を推進するとして、小学館や横浜市の小学校と協力して、Android搭載タブレット「XOOM」活用の実証実験を実施する。

 今回の実証実験は、2011年10月~2012年3月にかけて、横浜市立白幡小学校において、タブレット端末「XOOM Wi-Fi」100台を利用して行われる。4年生全員(3クラス101人)で行われる実験は、タブレット端末を用いて、個々人の進み具合に応じた学習を行うもので、週に1回、朝の勉強時間(15分)にXOOMを用いて反復学習が行われる。

 4~6年生を中心に、クラスごとに行われるトライアルでは、タブレットのカメラで撮影した映像の編集・比較ができるアプリを用いて、授業内容の理解を深めることを試す。また、アンケートツールを提供して、児童の意見を集め、可視化できるようにする。このほか、5年生全クラス(3クラス98人)では、授業に必要なデジタル教材が提供される。デジタル教材は小学館提供の「デジタル算数ドリル教材」(小学校4年生用)となる。

 KDDIでは、7月7日~9日に開催される展示会「第2回教育ITソリューションEXPO」に出展して、同社の取り組みを紹介する。今回のトライアルの概要や、ネットいじめ防止ツール、子供向け携帯電話「mamorino2」などが展示される。

 

(関口 聖)

2011/7/6 17:51