au、Android 3.0のモトローラ製タブレット「XOOM」を投入
「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」 |
KDDI、沖縄セルラーは、Android 3.0(Honeycomb)を搭載し、10.1インチのディスプレイを装備したモトローラ・モビリティ製のタブレット型端末「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」を4月上旬に発売する。
今回発売される「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」は、米モトローラ・モビリティが1月に発表した最新のタブレット型端末。通信方式はWi-Fiのみのモデルをラインナップし、IEEE802.11b/g/nをサポートする。OSはタブレット型端末向けに開発されたAndroid 3.0(Honeycomb)を搭載する。
通信機能こそWi-Fiのみのモデルではあるが、海外で1月に発表されたモデルが3カ月で国内モデルとして登場することになる。KDDIとしては、2008年11月にレンタル提供が始まったセットトップボックス「au BOX」以来のモトローラ製モデルとなる。
■端末価格
なお、端末価格はオープンプライスとなり、店頭価格については幅のある価格で提供される見込みだ。単体販売される予定だが、たとえば「htc EVO WiMAX ISW11HT」などテザリング機能を搭載したモデルや、Wi-Fiルーターなどとのセット販売、固定網とのセット販売、法人向けソリューションなどでの展開などが想定されている模様で、詳細については現在検討中としている。
■Android 3.0
採用されるOS、Android 3.0(Honeycomb)は、タブレット端末向けに開発された端末プラットフォームとなる。このため、従来のAndroid端末のインターフェイスや操作体系が異なっている。これは先に発表されたNTTドコモの「Optimus Pad」(LGエレクトロニクス)も同様だ。
Android 2.xではハードウェアキーや、それに準ずるセンサーキーなどが必要だったが、Android 3.0(Honeycomb)はハードウェアキーなしで端末設計できる。「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」では、ホームキーやバックキーなどは画面の左下隅にまとめられており、設定項目やサブメニューなどを画面右下隅、アプリ一覧は右上隅、検索は左上隅といった具合だ。また、設定画面やGmailなどのインターフェイスもタブレット端末の大画面を活かしたレイアウトとなっている。
■主な仕様
ディスプレイは10.1インチ、1280×800ドットのタッチパネル式。NVIDIA製のデュアルコアCPU「Tegra 2」(1GHz駆動)を搭載し、内蔵フラッシュメモリは32GB。発売時は利用外部メモリが利用できないが、発売後の対応によって最大32GBのmicroSDHCカードも利用できるようになる予定。
1080pのHD動画再生およびHDMI出力に対応し、Flash Playerも後日、対応する予定。背面に500万画素カメラを装備し、200万画素のインカメラも用意される。720pのHD動画撮影に対応する。
Bluetooth 2.1+EDRに対応し、キーボードなどを接続できるHIDプロファイルも利用できる。ジャイロセンサーや電子コンパスなどを装備し、Google Mapの3D表示をサポートする。auオリジナルのプリインストールアプリは用意されない見込み。
バッテリーは内蔵式で取り外しは不可となり、専用のACアダプターで充電するためUSB給電および充電には非対応となっている。バッテリー容量は容量は3250mAh。連続待受時間は約480時間、YouTubeの動画再生時の連続使用時間は約510分。大きさは約167×249×12.9mmで、重さは約700g。
■充実のアクセサリー
このほか、別売でXOOM用のアクセサリーも用意される。スタンダードドックやスピーカードックといった充電台や、英語キー配列のBluetoothキーボード、スタンダードケース、ジェルケース、HDMIケーブルの6種類がラインナップされる。スタンダードケースは動画の視聴時などに最適な角度に固定でき、ドックは端末をたてかけるような角度で充電が可能。BluetoothキーボードにはAndroid用のキーも用意されている。
なお、価格は調整中としており、今後変更される可能性もあるが、充電台やBluetoothキーボードが5000~6000円程度、ケース類は2000円程度になる見込み。
2011/2/28 10:00