消費者庁、携帯電話用充電器の事故1件を公表


 消費者庁は、関係する行政機関などから通知された事案のうち、重大事故の事案として13件を公表した。このうち、携帯電話に関わる事故が1件含まれている。

 同庁が公表した重大事故の事案13件のうち、携帯電話に関連するのは「携帯電話急速充電器の使用による火傷」の1件。事故発生日は9月1日で、内容は、子供用携帯電話に付属していた充電器において、プラグをコンセントに差し込み、コネクタは端末に接続していない状態で布団をかけ就寝したところ、コネクタ部と掛け・敷き布団が20cm四方焦げて子供が手にやけどを負ったというもの。

 明らかにされた事故は、被害の拡大を防止する観点からその内容が公表されているが、消費者安全法が規定する重大事故に該当するかは調査・確認中で、事故当時の状況と被害の因果関係も調査中。「事案」として公表されるものは速報性を重視しているため、内容は調査の進展により変更・削除される場合がある。携帯電話のキャリア・メーカーなどについても、調査中のため公表されていない。

 

(太田 亮三)

2009/9/18 17:54