ヤフーが「マキタ互換バッテリー」出品に注意喚起、法令違反の恐れがある非純正品が大量出荷との情報

　LINEヤフーは、同社が運営する「Yahoo!オークション」と「Yahoo!フリマ」において、マキタ製品の互換バッテリーに関する注意喚起を行っている。適切でないPSEマーク表記がある非純正バッテリーが大量に出回る可能性があるとし、出品者に取り扱いに注意するよう呼びかけている。

　同社は、経済産業省から「電気用品安全法違反の疑いが極めて高いとして、型番：BL1860B（マキタのリチウムイオンバッテリー）の非純正（互換）バッテリーが中国の工場から大量に出荷された」という情報提供を受けたという。

　この非純正バッテリーには、電気用品の製造や輸入、販売する際に、事業者が技術標準の適合や検査などを行ったうえで表記される「PSEマーク」が表記されているが、届出事業者名の記載が無く、電気用品安全法に違反する可能性が極めて高い商品であるという。

　同社は、サービスに出品するユーザーに対して、取扱商品のPSEマーク表記や届出事業者の部分を確認し、関係法令の定めるルールが厳守されているか確認するよう促している。

　なお、メルカリが運営するフリマサービス「メルカリ」では、2021年5月から発火や爆発事故の恐れがあるとし、「非純正の電動工具用バッテリー」の出品を禁止としている。

【お詫びと訂正】

本稿初出時、「不適切でないPSEマーク表記がある非純正バッテリー」としておりましたが、正しくは「適切でないPSEマーク表記がある非純正バッテリー」です。
お詫びして修正します。