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新学期に向け「フィルタリングを普及啓発」、TCAと携帯各社が声明

 電気通信事業者協会(TCA)と携帯電話各社は、新学期に向けたフィルタリングサービスの普及啓発の取組みについて声明を発表した。

 総務省などによる「春のあんしんネット・新学期一斉行動」と連動し、青少年を有害情報から守るフィルタリングサービスの普及活動を実施する。

 具体的な取組みとして、漫画「僕のヒーローアカデミア」とタイアップしたフィルタリングサービスの啓発動画を、昨年に引き続きTCA加盟各社の携帯ショップ店頭やTCAウェブサイトにて公開している。

 また同動画では、海賊版サイト撲滅などに取り組むABJとも協力しており、海賊版サイトで漫画を読むことの危険性や、ABJマーク表示の正規配信サービスで漫画を読むことを、あわせて呼びかけている。

 TCAと携帯電話各社は、今回の「春のあんしんネット・新学期一斉行動」と連動した上記取組みを通して、より積極的かつ効果的なフィルタリングサービスの普及活動を実施し、青少年の健全なスマートフォンなどの利用環境を引き続き整備していくとしている。

成年年齢引き下げにともなう注意喚起も

 またTCAと携帯電話各社は、成年年齢引き下げにともなう契約締結について、注意点を公開した。

 携帯電話やその他の電気通信サービスの利用に関する契約締結や、インターネットに利用しての商品購入・サービスの契約などについて、18歳以上であれば親権者の同意が不要となるため、内容を十分理解してから契約するよう呼びかけている。