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フィッシング対策協議会、なりすまし対策「S/MIME」対応のメールサービスを公表
2021年10月11日 15:45
「S/MIME」とは
S/MIMEは、電子証明書を用いた電子メールのなりすまし対策技術のひとつ。送信メールへの電子署名により、受信者側はその本人から送信されていることが確認でき、改ざんも検知できる。また、送信内容を秘匿する暗号化にも対応している。
調査結果について
今回の調査対象となったのは、「Outlook」「Thunderbird」「Gmail」「Yahoo!メール」に、iPhoneの標準メールアプリを加えた5つのメールサービス。
これらのサービスはさらにOSごとに分けられ、12種類のサービスに関して調査が実施された。
結果として、S/MIME電子署名メールを受信して”なりすまし“と区別できるメールサービスは9種類と判明した。
S/MIME電子署名メールを送信できるのは、Outlook(Webブラウザ、パソコンアプリ、iOS、Android版)とThunderbird、iPhoneの標準メールアプリの6種類だった。また、S/MIME暗号化メールの送受信についても、同様に6種類のメールサービスが対応していた。