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グーグル、機械学習で作った“ハイブリッドおやつ”のレシピを公開
クッキー+ケーキ=「ケイキー」!?
2021年1月9日 09:00
グーグルは、米国のGoogle 検索における「ベーキング(焼き)」に関連する検索クエリが2020年11月と12月の両方で、急上昇したことを明らかにした。
同社はグーグルのクラウドコンピューティングサービス「Google Cloud Platform」を活用し、ベーキング過程のあるレシピの材料量から、そのレシピがパンかケーキかクッキーかを予測する機械学習モデルを作成した。
機械学習モデルの作成には、Google Cloud Platformのコーディングが不要なツール「AutoML Table」を利用した。約600のレシピを集め、レシピの分量をすべてオンスに変換し、小麦粉や砂糖など16種類の材料を重要な材料に位置づけ、学習に使用したという。分析されたモデルによると、バター、砂糖、酵母、卵が、クッキー、ケーキ、パンのどれであるかを予測する重要な要素であることが分かったという。
作成されたモデルを利用して、クッキーとケーキの中間にある「Cakie(ケイキー)」、クッキーとパンの中間にある「Breakie(ブレイキー)」のレシピを作成した。レシピ作成後は、実際にこれらの“ハイブリッドおやつ”が本当に作れるかどうかを検証した。
実際に作ってみたところ、ケイキーはクッキーのサクサク感をもつケーキのようなお菓子(“cakiness”と表現している)になり、ブレイキーはふわふわのクッキーのような、マフィンのような粘り気のあるお菓子になったという。
Google Cloud Platformの公式ブログや、公式YouTubeアカウントに投稿された動画でも、機械学習モデルを作成するまでの過程と、実際にケイキーとブレイキーを調理する様子を確認できる。