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auで2機種目、ファーウェイスマホ「P20 lite」の進化点は

 KDDI、沖縄セルラーは14日、ファーウェイ製のAndroidスマートフォン「HUAWEI P20 lite HWV32」を6月中旬に発売すると発表した。本体価格は3万2400円と比較的安価に設定されている。

 auでは、1月に、初めてのファーウェイ製スマートフォン「HUAWEI nova 2 HWV31」を発売していたが、今回発売される「HUAWEI P20 lite HWV32」は、ターゲット層を拡大して提供される「nova 2」の後継モデルという位置付け。端末の詳細は14日のニュース記事を参照していただきたい。

 ここではファーウェイ・ジャパンの担当者から解説された「P20 lite」の位置付け、特徴などについてお伝えする。

「HUAWEI P20 lite HWV32」

 外観で大きな特徴になっているディスプレイは、画面を大きく見たいという要望と、手に持ちやすい幅を両立させるもの。三辺が狭額縁で、約5.8インチ、19:9、2280×1080ドットの大画面ディスプレイを採用し、ノッチ部分(切り欠き)にインカメラや受話スピーカーなどを搭載した。「P20 lite」では角のラウンド処理にもこだわり、低価格帯のモデルには見えない高い質感も実現している。

 ボディカラーでは「クラインブルー」のみ背面が多層仕上げで、複雑に反射する独特の仕上げになっている。ファーウェイ製端末では過去にも同様の質感の端末が提供されている。

 ダブルレンズカメラは、1600万画素と200万画素の構成で、片方の200万画素カメラを深度測定用に使う。これによりワイドアパーチャモードで撮影した写真は効果的に背景をぼかしたり後からボケを調整したりできる。

 インカメラも1600万画素で、暗い場所でも明るく撮れる4in1ライトフュージョン機能を継承。顔を立体的に認識するビューティレベル設定やジェスチャーセルフィーといった便利な機能が搭載されている。

 背面の指紋認証センサーに加えて、「nova 2」にはなかった機能として、新たにインカメラでの顔認証にも対応した。端末は、持ち上げるだけで画面が点灯して、その後すぐに顔認証が起動するため、すばやく認証機能を利用できる。ファーウェイの担当者は、この顔認証機能に一度慣れると「無くてはならない機能になる」と手軽に利用できる様子をアピールしている

 便利機能ではほかにも、指3本を下にスワイプするとスクリーンショットが撮れる「ジェスチャースクリーンショット」機能が用意されている。また、猫耳キャラクターなどに変身できるARレンズ機能、指紋センサーへのタッチで着信に応答できる機能を搭載。カメラではフードモードや台形補正付きの文書スキャンモードが利用でき、画面はブルーライトをカットする視力保護モードを備える。

 このほか仕様の面では、「nova 2」と比較してプリインストールOSはAndroid 8.0にアップ。無線LANはIEEE 802.11b/g/n(2.4GHz)から、IEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)に強化されている。

 9V 2Aの独自の急速充電に対応しており、ACアダプターとUBSケーブルがパッケージに同梱される。