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スマートウォッチでゴルフが上達? 一押しゴルフアプリをカシオが紹介

 カシオ計算機は、千葉県のゴルフ場「平川カントリークラブ」でスマートウォッチ「PRO TREK Smart WSD-F20」をゴルフ関連メディア向けに紹介する企画を実施した。

アウトドアにこだわるカシオのスマートウォッチ

カシオ計算機 戦略統轄部 時計戦略部 戦略企画室 リスト端末 国内担当課長の堀清司氏

 同社 戦略統轄部 時計戦略部 戦略企画室 リスト端末 国内担当課長の堀清司氏は、冒頭でWSD-F20のウリとなるポイントとして、防水性能に加え、MILスペック準拠で、カラーとモノクロの2層ディスプレイを搭載することで省電力と利便性を両立させているところや、濡れた手やグローブをつけたまま操作できる工夫などにより、アウトドア・スポーツで安心して使えることなどを紹介。

 Wear OS by Googleを採用することで、GmailやGoogleカレンダーといったGoogleの各種サービスとの連携が得意で、音声で話しかけて届いたメッセージに返信したり、翻訳サービスを利用したりできるといったスマートウォッチとしての利便性を強調。Androidとの互換性の高さから、さまざなアプリで自在にカスタマイズできるところをアピールした。

 同氏は、WSD-F20で使えるアプリの中でも、ゴルフアプリが面白いとして、「Hole19」と「スマートゴルフナビ」の2つのアプリを紹介した。

 Hole19は、現在地からグリーンまでの距離をシンプルに確認できるアプリ。世界177カ国、4万1000コースに対応しており、第2打以降の残り距離の確認に最適だという。

 一方のスマートゴルフナビは、コースレイアウトをグラフィカルに確認できるアプリ。こちらも残り距離をチェックでき、一部のコースではその日のピンの位置も反映される。グリーンの方向を正確に示してくれるアジャストライン機能や、50ヤード刻みでラインを表示し、ハザードなどを視覚的に確認できるショットレーダー機能なども用意されている。

Hole19
スマートゴルフナビ

WSD-F20はキャディさん泣かせ?

(左から)関浩太郎プロと関雅史プロ

 堀氏によるレクチャー後には、WSD-F20を普段使いしているというレッスンプロの関浩太郎氏と関雅史氏が同モデルの魅力を語った。

 関浩太郎氏が「まず軽いところに驚いた」と述べると、関雅史氏も「最初はこれをつけてゴルフをすることに違和感があったが、やってみると伸縮性があり違和感がない」と同調。

 関浩太郎氏は、「あせってOBにならないように、打数と残り距離を知っておくことが大事。Hole19は、ボタンを押す必要がなく、プレイに集中できるところがいい。値段的にも5万1000円で、専用機が2~3万円することを考えるとお得感が高い」と語る。

 関雅史氏は、「方向音痴なので、アジャストライン機能が助かる。ショットレーダーではバンカーを越えなきゃいけないのか分かるし、キャディさん泣かせ。ゴルフ場は嫌がるかも」とスマートゴルフナビの魅力を説明する。

 実は激しい雨男だという関雅史氏は、「雨雲レーダーも見られ、やっぱり(雨雲が)真上に来ている。俺が動くと雨雲が動く(笑)。でも濡れても大丈夫」と、ゴルフアプリ以外の話に脱線。「画面が大きくて見やすいのもいい。某社のは画面が小さいし、ぶつけるのも怖い」と、WSD-F20の優位性にも触れた。

WSD-F20 vs. キャディ、残り距離回答の差は2~5ヤード

 その後、ゴルフ関連メディアは3組に分かれ、2つのアプリを試しながら4ホールをラウンドした。筆者はゴルフ経験が無いため、それに同行する形でアプリを体験した。

 2打目以降のポイントで、残り距離をアプリでチェックした後、キャディに同じことを聞くと、平均で2~5ヤード差の回答が返ってくる。GPSで計測しているので当たり前と言えば当たり前だが、WSD-F20の精度の高さとともに、キャディの優秀さを見せつけられた。

参加メディアで記念撮影
3組に分かれてラウンド
プレイ中につけていても気にならないという
キャディに確認した残り距離との誤差は2~5ヤード
ティーグラウンドの標識とアプリ上の距離が一致
キャディ泣かせ?