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ヤマハの無線WAN対応ルーター「NVR700W」、ソフト更新でLTEが3キャリア対応に
2017年9月25日 18:12
ヤマハは、無線WANモジュールを内蔵しLTEや3G網に直接接続できるルーター「NVR700W」向けに最新のファームウェアを提供し、新たにKDDIとソフトバンクのLTEおよび3G網にも対応したと発表した。いずれも、MVNOのSIMカードでも利用でき、動作確認済みのSIMカードに関する情報も公開されている。
「NVR700W」向けに提供が開始された最新ファームウェアは「Rev.15.00.10」で、内蔵の無線WANモジュールのファームウェアも合わせて更新する必要がある。
新たに対応した周波数帯(カッコ内はバンド)は、LTEが900MHz(8)、1.5GHz(11)、800MHz(18)。ドコモ向けとしてすでに、2.1GHz(1)、1.8GHz(3)、800MHz(19)、1.5GHz(21)に対応している。
3Gは新たに900MHz(8)、1.7GHz(9)、1.5GHz(11)をサポート。こちらもすでにドコモ向けとして2.1GHz(1)、800MHz(6、19)に対応している。
最新ファームウェアではこのほか、機能追加、バグ修正なども行われる。
「NVR700W」は主に業務利用を想定し、2016年7月に発売されたVoIP対応のルーター。LAN間のスループットが2Gbps、NATセッションは65534と、従来モデルから大幅に性能の向上が図られているのが特徴。価格は11万8000円(税抜)。
「NVR700W」は、NTTが提供する小型ONUのほか、ひかり電話や各社のVoIPサービスがサポートされる。IPsecなどのVPN機能やエンタープライズ機能に対応し、「YNOエージェント機能」で遠隔管理することも可能で、拠点ネットワークの構築に利用できる。Web GUIが搭載されており、一部の設定の変更や管理・モニタリングがブラウザから可能。ヤマハ製のスイッチや無線LANアクセスポイントと連携すればLANマップも簡単に構築できる。無線LAN機能は搭載されない。