【CEATEC JAPAN 2012】
auが「最強のスマートネットワーク」を紹介、LTEスマホも


 KDDIブースでは、同社のスマートネットワーク構想のパネル展示が行われた。4G LTEの展示の中で、新端末と思われるLTE対応スマートフォンなどもひっそりと置かれていた。

 展示パネルでは、auの4G LTE網と3G網、WiMAX網、そして公衆無線LANサービスのauWi-Fiや宅内向けのHOME SPOT CUBEなどを紹介し、それらがシームレスに連携するネットワークを「最強のスマートネットワーク」と紹介していた。

 この中で、3GスマートフォンとLTEスマートフォンの比較コーナーが用意され、同じデータ容量のものをダウンロードした際の速度の違いが体験できる。LTE端末の外観は隠され、撮影も許可されなかったが、LTE対応のスマートフォンはiPhone 5ではない端末。800MHz帯のLTEに対応したモデルと見られる。3Gとの通信比較は、通信速度の違いもさることながら、ダウンロード開始のボタンを押してから実際にダウンロードが開始されるまでの時間の短さが際だっていた。

 通信インフラ関連のコーナーでは、HOME SPOT CUBEとスマートフォンをワンボタンで接続する簡単接続機能のデモなども体験できる。

 このほか、参考展示として、通信状況を地図上で見やすく表示するトラフィックマップという試みも紹介されていた。ある地域を数百m程度のブロックで地図上に表示し、各地域の通信状況をグラフィカルに表示するというもの。ユーザーの利用状況をつぶさに確認し、ピコセルの敷設などユーザーの通信状況により最適なインフラを構築するために活用するという。


 




(津田 啓夢)

2012/10/2 18:23