本日の一品
スペインで入手した「Xiaomi Smart Band 7」はいつの間にか大幅進化していた
2023年4月6日 00:00
2月末に「MWC Barcelona 2023」のためスペインを訪れていたのですが、その際ひょんなことからスペインでシャオミのスマートバンド「Xiaomi Smart Band 7」を入手したのでした。
Xiaomi Smart Band 7は日本でもすでに発売されていますが、筆者が入手したのは欧州向けに販売されているモデル。それゆえ言語を日本語に設定できずメニューなどの表示が外国語になってしまうなど、日本人が利用するには不便があります。
ですが機能や性能は日本で販売されているものと同じようですし、何より「技適マーク」もしっかり備わっているので国内での利用も問題ない模様。それゆえ日本に持ち帰った後も使い続けています。
実は筆者がシャオミのスマートバンドを利用したのは「Mi Band 4」以来と、かなり久しぶりのこと。Mi Band 4は安価で機能も充実していたのですが、対応するエクササイズの種類が6つと少なく、対応していないエクササイズをすると消費カロリーなどがうまく計算されなかったことから、使うのをやめてしまった経緯があります。
では、それから世代を重ねたXiaomi Smart Band 7はどうか? と言いますと、なんと対応するエクササイズが110種類以上にまで拡大。それゆえランニングやスイミングなど基本的なエクササイズだけでなく、球技や格闘技、さらにはチェスなどのボードゲームにも対応するという幅の広さで驚かされます。
試しにXiaomi Smart Band 7と、普段利用している「Fitbit Inspire 2」を別々の腕に装着して運動し、心拍数や消費カロリーなどを比べたところ数値に大きなずれはありませんでした。こうした点からも幅広いエクササイズに対応できている様子がうかがえます。
ほかにもXiaomi Smart Band 7はアクティブトラッカーでは基本的な要素に加え、睡眠の質やストレス、血中酸素のモニタリングなどに対応するなど高度な機能も備わっています。ただこれら機能を全てオンにするとバッテリー消費も大きくなるようで、公式には通常使用で14日、ヘビーユースで9日とされていますが、筆者の体感では全ての機能をオンにすると5日くらいで充電が必要という印象です。
とはいえそれだけバッテリーが持続すれば、高性能のアクティブトラッカーとしては上々といえますし、画面が1.62インチと大きく、非常に明るいことから見やすいのでスマートウォッチとして利用するのも悪くない出来です。
ただ不満もない訳ではなく、1つは標準付属のバンドの穴が小さいので装着にやや苦労すること。この辺りはバンドを変えれば改善できそうなのですが、もう1つ不満なのは、画面が明るい上に大きいので、就寝時にはまぶしく感じてしまうことです。
もちろん「ナイトモード」を使って指定の時間に画面の輝度を下げたり、「手首を持ち上げて情報を表示」の設定を変えて睡眠中は反応しないようにするなどの対策もあるのですが、ふと目が覚めた時に時計をすぐ確認できないのも不便ですし、輝度を最小にしても真っ暗な部屋の中ではまぶしく感じてしまいます。画面が大きく明るい方が見やすいのは確かですが、もう少しうまく調整ができたら……と感じてしまうのも正直な所です。
加えてMi Band 4のころは5000円以下で購入できたことを考えると、機能向上や円安などの影響もあるとはいえ6990円にまで値段が上がってしまったことは惜しいと感じてしまいますが、人気も実績もあるXiaomi Smart Band 7だけに全体的な満足感が高いのは確かです。ただ英語でのメッセージはしばらく使っていてもピンと来ず、不便さを感じることが少なくないだけに、皆さんが購入するなら日本語版を選ぶべきなのは言うまでもないでしょう……。
| 製品名 | 発売元 | 実売価格 |
|---|---|---|
| Xiaomi Smart Band 7 | シャオミ | 6147円 |
