本日の一品

色の変化を楽しめる充電/通信用USBケーブル「カメレオンケーブル」

 子どもの頃、「カメレオンキャンデー」という駄菓子があった。コーラ味の黒っぽい色をした飴なのだが、舐めているうちに口の中で色と味が変化し、その色で“今週のしあわせ度”を占えるという趣向のものだ。

 飴であれ、革製品であれ、装飾品であれ、色が変わっていくのを見るのは楽しい。ガジェットもまた同じ。そんなわけで、「カメレオンケーブル」をドン・キホーテでうっかり買ってしまった。

購入したのはUSB Type-C。丸めて置くと爬虫類っぽさが出る

 この「カメレオンケーブル」、パッケージには「あら不思議 温度差で色が変わる!?」と書いてあるように、温度によってケーブル表面のPU素材の色が変化する。「温度差」と書いてあるが、多分「差」は関係ないと思う。

 公式ツイッターによれば、「計10色展開」とのこと。その中から、黄緑色に変化する濃い緑と、なに色に変化するのか不明の黒を仕入れてきた。

黒と濃い緑のカメレオンケーブル
濃い緑はきれいな黄緑色に変色した

 折しも、気象庁から「熱中症に気をつけるように」という呼びかけがされていた猛暑日の真っ昼間。店を出て、わずか数分歩いただけで、元が何色だったか忘れてしまうほど変色してしまった。

 どうやら、色が変わる温度の境界は28~29度あたりのよう。27度の室内ではそれぞれ元の色を保っていたが、29度で徐々に色が変わり始め、しばらく放置しておいたら完全に変化後の色へ。とはいえ、何度で変色するかはプレスリリースにも未記載。筆者の住環境での結果が、どこででも見られるかどうかは不明だ。

 このケーブルのウリともなっている「温度で色が変わるPU素材」は、膜のように薄く加工されている。そのためか、少し指でつまんだだけで色が変わるし、折り曲げるとシワが寄る。また、剥がれやすいという一面もあるようだ。

指でつまんだだけで変色するため、手に持っていれば当然色変わりする
PU被膜が剥がれていた。爬虫類が傷ついているかのようで悲しい

 ちなみに、当たり前だが充電/通信ケーブルとしての役目もきちんと果たす。カメレオンケーブルを使ってGalaxy S8をSurface Bookにつなげたところ、外部ストレージとして正しく認識された。また、接続中の充電もバッチリだ。

 季節によっては、色の変化を楽しめないかもしれないが、外は暑く、室内では冷房の効いているこの時期であれば1日のうちに何度も色が変わり楽しめる。話題作りをしたい人、また「変わったケーブルを探していた」「色が変わるものならなんでも好き」という人は購入してみてはいかがだろうか。

とりあえず、持っているだけで楽しい
製品名発売元購入価格
カメレオンケーブルFSC980円