てっぱんアプリ!
自動翻訳では知り得ない、ナチュラルな外国語表現を教えてもらえる「HiNative」
2021年8月20日 00:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
Google 翻訳をはじめとする高精度な翻訳ツールのおかげで、外国語が苦手でも理解することはあまり苦ではなくなってきた。それでも、細かなニュアンスを相手の言葉から正しく読み取ったり、反対に相手に伝えたりするのは、翻訳ツールがまだまだ苦手とする部分。そんなときは「HiNative」でネイティブの人たちに聞いてみよう。
質問の仕方がわからなくても簡単な手順でネイティブに教えてもらえる
「HiNative」は、多言語に対応した言語に関する質問プラットフォーム。さまざまな国・言語のユーザーが集まり、言葉の表現の仕方などを互いに教え合うソーシャルネットワークサービスとなっている。
たとえば、日本語独特の言い回しを外国語で表現するとどうなるのか、自分の書いた外国語の文章はネイティブから見て自然な表現になっているか、特定の言葉を使った例文にはどういうものがあるのか、といった内容を質問して、しばらく待つと世界中にいるユーザーから回答がもらえる。
質問の際には、あらかじめ用意された多彩なテンプレートに、自分が知りたいことの肝になるワードや文章を入力するだけ。そのため「そもそも質問するときの外国語表現がわからない」というような心配も無用だ。
ネイティブの発音を音声で確認。他の人の質問と回答も見られる
質問のテンプレートには、言葉や文法に関するもの、発音の仕方に関するもの、その他言語に関係しないものなど計9種類。発音に関する質問については音声や動画で回答してもらえるため、リスニングの勉強に役立つのはもちろん、シャドーイングにも活用できるだろう。
また、自分が質問した内容の回答だけでなく、他のユーザーが過去にした質問とその回答を検索して閲覧することもできる。ビジネスメールを送るときに気の利いた言い回しをしたいとき、普段なにげなく使っている言葉の外国語表現をふと知りたくなったときなどに、気軽に調べて身に付けたい。
もちろん、誰かの質問に対して回答することも可能。外国語がある程度理解できるレベルになったら、日本語に関する世界中の人からの質問に積極的に応えていくことで、自分の外国語力の向上にも結び付くはずだ。