スタパ齋藤のApple野郎

Apple界隈の話題いろいろの新連載!! iPhoneのリーダーライター機能をご紹介

 本日から始まった新連載「スタパ齋藤のApple野郎」。Apple関連の身近な話題をアレコレと特集していくので、ぜひよろしくご愛読を!! なお、更新頻度は1カ月に3回程度で、水曜日に更新する予定となっております〜。

iPhoneの弱点はおサイフケータイ非対応

 で、1回目の話題は、消費税引き上げに伴って開始された「キャッシュレス・ポイント還元事業」関連。クレジットカードや電子マネーで支払いをすると2%や最大5%のポイント還元が受けられるというアレ。2020年6月までの制度なので、とりあえず今のうちにキャッシュレスで支払ってお得に買物をしよう!! てなわけですな。

 だからiPhoneでモバイル電子決済!! とイキたいところだが、いわゆるコード決済はともかく、電子マネーはどうだろうか。iPhoneはおサイフケータイには非対応。iPhone 7以降ならApple Payが使えるので、SuicaとiDとQUICPayは使えるものの、楽天EdyやWAONやnanacoは使えない。ぶっちゃけた話、各種電子マネーを使い分けてポイント二重取り三重取りなどを狙うなら、やっぱり幅広い電子マネーを使いたいわけだが、iPhoneだとソレができにくい状況。

俺の最強に強まったiPhone 11 Pro Maxにはイマイチなおサイフケータイ的機能性しかナイのでモバイル電子マネー的にはやや弱まっていると言えよう。一応クレジットカードは登録してみたものの、Suicaへのチャージくらいにしか使わないし……そもそも物理的VIEWカード自体がSuica搭載でオートチャージできちゃうし。早く楽天EdyやWAONやnanacoがiPhoneで使えるようにならないかな……ならないんだろうな〜、的な

 ちなみに、Suicaなどの電子マネーカードにはFeliCa(フェリカ)というソニーの非接触型ICカード技術が使われている。iPhone 7以降もコレに対応。なのでSuicaとして使えるiPhoneなら、同じFeliCa採用の楽天EdyやWAONやnanacoも技術的には使えるハズなのだが……巨大企業Appleと同じく巨大企業JR東日本の囲い込み戦略モゴモゴなのか、Androidで使えるおサイフケータイのように多種多様な電子マネーを使えるようにはなっていない「残念なiPhoneの電子マネー事情」なのであった。

 でもですね、iPhoneは電子マネーを使うのに、なかなか便利だったりもするんスよ。どういうふうに?

iPhoneで電子マネー残高を調べてゆきたい!!

 iPhone 7以降で使える電子マネーはSuicaとiDとQUICPayだけ。楽天EdyやWAONやnanacoは使えないなんて話になんねぇゼ!! とは言ったものの、でもまあそれなら物理的な電子マネーカードで楽天EdyやWAONやnanacoを使えばいいじゃない〜!! と。

 ていうか俺は実際そうしており、実はSuicaも物理的なカードのほうを使うことが多かったりする。こう見えても、そーんなに常時スマホを手に持っているヤツではなく、カードを1枚ペッとかざすほうが気楽で好きなのである。

 そんな物理的電子マネーカードユーザーにとって、FeliCa搭載のiPhone 7以降端末は、なかなか役立ってくれる。というのは、iPhone単体で電子マネー残高を調べられるからだ。

 実は……っていうか周知の事実だが、iOS 13から「iPhone単体でFeliCaの読み書きが可能」になった。iOS 13は2019年9月20日(日本時間)にアップデート提供開始なったが、それ以降、サードパーティ製の「電子マネー対応のICカードリーダー」といったアプリが多々登場している。iOS 13をインストールしたiPhone 7以降のiPhoneにそういうアプリを入れれば、iPhoneで電子マネーカード残高をチェックできるというわけだ。↓こんな感じで。

iPhoneで物理的な電子マネーカードの内容を読めるアプリは多々あるが、俺が気に入っているのがコレ、「マルチICカードリーダー - ICカード残高確認アプリ」。シンプルで使いやすく、幅広いカードに対応し、表示内容がより正確という印象がある。香港の交通系ICカードの八達通(OCTOPUS)まで読めちゃうのであった。無料アプリ。
マネーフォワードの「ICカードリーダー by マネーフォワード」読み込んだ結果をマネーフォワードへ自動で書き込めるので、マネーフォワードユーザーには超便利♪ ただ、前出のアプリよりも正確性に欠ける感じで、たとえばシャトルバスに支払った件が「簡易改札機 白浜(JR伊勢本線)」と誤った表示になっている。無料アプリ。
こちらは「ICカード残高確認」。わりとフツーのICカードリーダーアプリだが、カードのグラフィックがリアルで楽しい!! 大切ですよねこーゆー部分。無料アプリ。

運転免許証やマイナンバーカードも読めるヨ!!

 ややオマケな感じだが、運転免許証やマイナンバーカードの内容を読めるアプリも存在する。読んでどうするの? ってのもあるが、読めるものはゼヒ読んでゆきたい!!
 あと、マイナンバーカードと「マイナポータルAP」アプリを使うことで、電子申請などを行えるポータルサイト「マイナポータル」へのログインや手続きをiPhoneから行える。マイナポータルをより手軽に使えるようになるわけですな。

「IDリーダー」というアプリを使うと、運転免許証やマイナンバーカードの券面情報を表示することができる。使う時は各カードに登録した暗証番号が必要。無料アプリ
「マイナポータルAP」を使うと、スマートフォンから手軽にマイナポータルサイトへアクセスできる。無料アプリ

 あ〜読めるんだね〜!! オモシロイね〜!! ってくらいの感じだろうか。ともあれ、こんなような話題&雰囲気で進んで行く新連載なので、以降もぜひよろしくお願いいたします〜。

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スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。