【Optimus G L-01E】

独自機能にも注目のハイスペック端末

2012年10月30日 06:00
(太田亮三)

 今回からは、NTTドコモのLTE「Xi」に対応したLGエレクトロニクス製の「Optimus G L-01E」の使い勝手を紹介したい。クアルコムのクアッドコアCPUをいち早く採用したモデルで、ディスプレイはIPS液晶、microSDXC対応、メモリ(RAM)は2GB搭載するなど、ハイスペックモデルとして話題に事欠かない端末だ。クアルコムのクアッドコアCPUは従来モデルと比較して省電力化もウリなので、日常的な利用でどれほどの差が出るのかも興味深いところ。

 また、映像をHDMIなどで出力している際、端末側ではほかの作業をできるというデュアルディスプレイ機能をはじめとして、マルチタスクを強く意識させる独自機能が豊富なのも特徴で、没個性的になりがちな現在のスマートフォンの中でも独自のアプローチが光っている。

 4.7インチのディスプレイを搭載ということで、これまで使ってきた「GALAXY NEXUS SC-04D」の4.6インチと比較してさほど変わっていないはずなのだが、一見すると少し画面が大きくなったような感覚だ。IPS液晶は鮮やかで、有機ELに慣れた目で見ても、発色の“薄さ”のようなものは感じられない。ボディカラーは液晶に負けず綺麗な赤で、メタリック系を思わせる塗装には深みも感じられる。端末の軽さもなかなかで、その大きさもあるので、手にしてみても重いとは感じない。

 一方、角のとれた形状だった「GALAXY NEXUS SC-04D」と比較すると、端末は四角い形状で統一されており、手触りとしてはやや大きくなった印象を受けた。

 ポイントは、LG独自の機能がどのくらい便利なのかという点だろう。次回からはそうした点にも注目していきたい。