みんなのケータイ

ベトナムに行ったら配車アプリ「Grab」は必須

【HUAWEI P30 Pro】

 ゴールデンウィークにベトナム・ハノイに行ってきました。そのときに役立ったのが「Grab(グラブ)」というアプリです。

 Grabは、シンガポールを本拠地とする配車サービスで、東南アジア8か国に広がっているようです。利用方法はアメリカで普及している「Uber」や「Lift」とほぼ同じ。アプリを起動して、乗車位置と目的地を指定し、配車を依頼します。迎えにくる車が決まったら、車種やドライバー、到着までの所要時間の目安がわかります。運賃も事前にわかります。僕は現金で支払いましたが、登録したクレジットカードで決済することもできるようです。

「Grab」アプリのトップ画面。食べ物の出前にも使えるようだ
目的地を設定すると運賃が表示され、車が来るまでの時間もわかる。ホテルの住所などを素早く指定できるように登録しておくことも可能
乗車すると到着予定時間もわかる。ハノイは渋滞が多く、乗車後にルートが変更されることもあったが、その場合でも運賃に変更はなかった

 Grabの利用登録は、あらかじめ出発前に済ませていました。Facebookアカウントの認証だけで登録でき、そのあとで携帯電話番号を登録し、SMSで届いたアクティベーションコードを入力することで利用可能になったと記憶しています。

 ガイドブックによると、ベトナムは、ぼったくりタクシーが多いようです。ハノイ空港に到着したときは、まだGrabの使い方がわからず、Grab専用の乗り場も見つからなかったため、一般のタクシーを利用しました。タクシーの客引きが次から次へと声をかけてきて、誰もがぼったくりに見えました(笑)。ネットの口コミ情報を参考に、安全そうなタクシーを見極め、これくらいならいいかな? と判断して乗ったタクシーの運賃は、空港からハノイ旧市街まで45万ドン(約2100円)でした。これが高いのかどうかはわかりません。しかし、帰国の際に、Grabを利用すると、ほぼ同じ距離で26万1000ドン(約1200円)でした。圧倒的に安いですよね。

 筆者はベトナム語は話せません。英語もカタコト程度です。一般のタクシーに乗った場合は、ぼったくりを警戒しつつ、行き先をちゃんと伝えることにも骨を折ります。ですが、Grabなら、ドライバーとほとんど会話をしなくても、目的地に連れて行ってくれます。ドライバーを評価する制度があるからでしょうか、人当たりがよいドライバーばかりだったように思います。なお、乗車履歴はアプリで確認でき、登録したメールアドレスに領収書も届きます。

ドライバーは利用者に5つ星で評価される。なお、チップを求められることはなかった

 今回はパートナーと一緒の旅だったので車を利用しましたが、ベトナムのGrabはバイクタクシーも呼べます。バイクタクシーの場合、運賃は車の半額程度のようです。なお、シクロ(自転車タクシー)には対応していませんでした。

 今回の旅では、海外版の「HUAWEI P30 Pro」を使いました。3月にファーウェイがフランス・パリで開催した発表会の際に、メディアに評価用として提供したサンプル機です。

 P30 Proのカメラ、いいですよ。僕はP20 ProもMate 20 Proも使っていますが、センサーの変更によって、色味が落ち着いたように思います。AIによる補正によって、空がものすごく青くなったり、緑が極度に鮮やかになったりすることなく、本来に近い色で撮れるというか……。では、ベトナムで撮って、Instagramで好評だった写真をご覧ください。

 ドコモが今夏発売予定のHUAWEI P30 Proの予約受付を停止し、発売に向けての雲行きが怪しくなってきましたが、P30 Proは旅のお供として最高のスマホだと思います。無事に発売されることを心待ちにしています。そして、いっそのこと、SIMフリーモデルもリリースしてくれないかなぁと、ひそかに期待しています。