みんなのケータイ
「Google レンズ」が海外旅行で役立ちまくり
【OPPO Find X】
2019年3月1日 06:00
グーグルはAndroidスマートフォンに次々と新たなサービスを追加しているが、数ある新機能の中でも筆者が今注目しているのは「Google レンズ」だ。「スマートフォンの使い方が変わるかも?」と思わせるポテンシャルがある。
「Google レンズ」はカメラをかざすと、写っているものの情報を表示するというシンプルなアプリだ。Pixelシリーズのほか、GalaxyやXperiaの一部にも導入されている。筆者が今メインで使っている「OPPO Find X」にもアップデートで追加された。また、iPhone向けには「Google 検索アプリ」から使えるようになっている。
特に実用的なのは、外国語の文章を写したとき。文章認識から日本語にそのまま訳せることだ。看板に書かれた知らない言語を簡単に訳せるというのは、心強い。また、旅先のスーパーで洗濯洗剤と柔軟剤が区別できたのも便利だった。
Google レンズのネックは通信がつながっていないと使えないことだが、大手キャリアでは海外ローミングがお手頃な価格で使えるようになっている上、プリペイドSIMやレンタルWi-Fiといった手段もあるため、現代ではあまり問題にならないだろう。
AIによる画像認識を応用し、「カメラをかざすと写っているものの情報を表示する」機能は、発想としてはまったく新しいものではない。GalaxyではBixby VisionとしてGalaxy S7世代から搭載されているし、Xperiaでもワインのラベルやランドマークを読み取る機能が数年前から搭載されている。
「Google レンズ」がそれらと違うのは、対象を問わないということ。花を写せばその学名を示し、観光名所を写せばそのいわれを紹介し、服を写せば似ている服をオンライン通販で探してくる。筆者の体感だが、それが対象を認識する精度は他のサービスよりも群を抜いて高い。
これまで、かざして情報表示系アプリは、目新しさはあるものの、頻繁に使うということはなかった。そもそも正しく認識させるまでが大変で、あまり実用的ではなかったからだ。その認識精度がある一定域を超えると、高い価値を生まれてくるというのを、Google レンズは示してくれたと思う。