みんなのケータイ

Surface Go LTE Advancedに期待するモバイルの可能性

Surface Go LTE Advanced。ストレージは128GBモデル、ペンとキーボードは新色のバーガンディで統一

 本コーナーで執筆するライターには、明文化こそされているわけではありませんが「それなりにタイムリーな端末を定期的に購入する」という不文律があり、ついつい新端末を買いたくなってしまうガジェット好きの背中をポンと押してくれるありがたいコーナーでもあります。

 今回もそんな暗黙のルールに背中を押され、Surface GoのLTE対応モデル「Surface Go LTE Advanced」を購入しました。

 PCは小型なモデルが好みな筆者は、今もモバイル環境では11.6型の「VAIO S11」を愛用しています。一方で自宅では2in1タイプの「LAVIE Hybrid ZERO」を使っており、タッチ操作の魅力を体験している身としては、タッチ操作できないVAIO S11にもどかしさを覚えることも。常日頃「11型クラスで2in1のPCがあればいいのに」と思っていた筆者にとって、10型というVAIO S11よりもさらに小型でありながらタッチ操作が可能な2in1モデルというSurface Goは非常に魅力的な存在でした。

 しかし、発売日即購入とまでは至らなかったのは、VAIO S11で選択したLTE内蔵モデルが非常に便利であり、年内に発売されるというLTE対応モデルを待ちたかったということに加え、Surface Go発売のタイミングで発表されたOffice 365の利用制限緩和が大きな理由でした。

 新たなOffice 365のライセンスは、インストール台数は制限なし、同時使用も5台まで可能という、個人利用するぶんにはほぼ無制限に近い条件。そんなライセンスをすでに持っている立場からするとほぼ無用といっていいOffice同梱モデルに2万円以上の金額を払うのは……、というためらいがあり、「きっとLTEモデルが出る頃にはOffice非同梱のモデルもラインアップされるだろう」という勝手な期待を込めて年末を待つことにしたのでした。

 その後の結果は本誌をご覧の方もご存じの通り、年末キャンペーンとしてキャッシュバックこそ行われましたが、Office非同梱モデルは結局ラインアップされず、Surface Go LTE Advancedは発売されたものの法人モデルのみ。一般向けの発売は大まかな発売時期も未定という状況の中、発売からしばらく待たされたことで新端末への誘惑も高まっており、その結果法人モデルのSurface Go LTE Advancedを購入することになった、という経緯です。

片手で楽々持てるサイズのモバイル感

 筆者はライター業として個人事業主の開業届も行っているため、購入については個人事業主名義で注文。個人事業主でも購入できる販売店はいくつかあるようですが、今回はネットで注文できた「たのめーる」を使いました。購入については法人のためクレジットカードなどは使えず、さらに個人事業主の場合は決済方法が事前振込か代引になるということで該当金額を事前に振込。注文がギリギリだったこともあるのか、発売日の11月29日から数日遅れの12月4日にSurface Goを無事入手しました。

 本来ならWindows搭載端末であるSurface Go LTE Advancedはケータイ WatchではなくPC Watchの領域かもしれませんが、筆者がSurface Go LTE Advancedへ期待するのはPCとしての使い勝手以上に、モバイル環境で使えるタブレットとしての可能性。同サイズのiPadに比べると50g近く重いものの、532gという軽さと10型という携帯性に優れた本体サイズはどこにでも持ち運びやすく、指でも操作できるタッチディスプレイは場所を選ばず操作が可能。LTE内蔵モデルでいつでもどこでもネットにつながるという通信機能もモバイル環境では非常に活躍してくれそうです。