DATAで見るケータイ業界
総務省四半期データから見る、MNOとMVNOの勢いの差
2018年9月28日 10:48
本誌既報のとおり、総務省は2018年6月末時点における「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データ」(以下、総務省データ)を9月25日に公開した。
18年4~6月期の移動系通信契約数、MVNOが79万増、MNOが32万増に
6月末時点での移動系通信の契約数は1億7467万で、3月末時点から110万の増加となった。内訳は、MVNOが79万増、MNOが32万増となっている。
中でも、KDDIから回線提供を受けるMVNOの契約数増加が顕著といえる。総務省データによれば、KDDI網MVNO回線比率(グラフ内では「KDDIグループ(MVNO)」と記載されている)は2.8%から3.2%へ、0.4ポイント増加した。残る2グループのMVNO回線比率が微増にとどまる中で、目立った動きと言えるだろう。
なお、総務省データでは、UQコミュニケーションズはMVNO側ではなくMNO側(グラフ内の「KDDIグループ」)に計上されている点には留意いただきたい。