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ロットリング社の「コア・ユリディウム」ボールペン
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コアは2種類の外観デザインを持っている。今回は手前のボールペンが主役
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ドイツのロットリング社の名前は、ステッドラーと並んで精密モノが大好きな日本人には馴染み深い。両者とも、国内では設計技師やグラフィックデザイナーの多くが使用している定評のある筆記具メーカーだ。伝統あるロットリング社は単に古いだけでなく、新しい筆記具にも多くのチャレンジをしていることでも有名だ。
以前このコラムでもご紹介した「コア」と呼ばれるペンもそのひとつだった。「コア」シリーズには、キャップ方式の万年筆やローラーボールのプロダクトラインと、プッシュ方式を採用したボールペンとシャープペンシルのプロダクトラインがある。今回ご紹介する後者のボールペンも、外観こそ違うが、その基本デザインやコンセプトは同じだ。重要な部分にはアルミニウムを採用し、グリップ部分はハードプラスティックにラバーコーティングを施してある。
カラーリングの違いで「テクノア」、「チタニウム」、「エタニウム」、「コリディウム」、「リジュウム」の5種類があり、一見したところ、雨傘をたたんだような外観をしているが、意外と筆記フォームはナチュラルで、ラバーコーティングの効果が顕著に現われ、確実なグリップは長時間文字や図形を書いても疲れることは少ない。
クリップ部分は、従来のキャップ形式のモノと同じく、かなりごつい金属が使用されている。スーツの胸ポケット似合うとは、お世辞にも言いがたい。グッとカジュアルなジーンズのポケットやトートバッグの縁にガッチリと取り付けると似合うだろう。大きなプッシュボタンは押しやすく、押し込んだ時の、全体に響くソリッドなクリック音はどこか安心感さえ与えてくれる。デザインやカラーリングは奇抜だが、交換芯は米国パーカー社のモノを利用でき、長く使える安心感は変わらない。オフ用に1本は用意したいボールペンだ。
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ダイナミックな外観はアルミ+ハードプラスティック+ゴムで成り立っている
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リフィルは有名メーカーのモノを採用しているので入手交換は容易だ
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品名 |
購入価格 |
購入場所 |
ロットリング社 コア「ユリディウム」ボールペン |
2000円 |
東急ハンズ文具売り場 |
・ 太さが気持ちよいロットリングの「ローラーボール」
(ゼロ・ハリ)
2001/12/13 11:22
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