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ワンセグをワイヤレスで楽しもう Part.2

ワイヤレスステレオヘッドセット「DR-BT21G」。ネックバンドタイプタイプなので、少しパッケージは大きめ

パッケージにはヘッドセット本体、ACアダプタが同梱されている。ACアダプタがもう少しコンパクトだとうれしいのだが……。ネックバンド部は途中で折れ曲がる構造を採用
 以前、本コラムでワンセグをワイヤレスで楽しむためのアイテムとして、ソフトバンクの「ステレオBluetoothヘッドセット」を紹介した。Bluetoothはワイヤレスでさまざまな機器を接続できる規格だが、最近はBluetoothのプロファイルとして、音楽を再生できる「A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)」、リモコン操作などができる「AVRCP(Audio/Video Remote Control Profile)」に対応した端末が増えており、音楽再生もワイヤレスで楽しむ環境が整いつつある。

 しかし、ワンセグの場合、端末とワイヤレスヘッドセットの両方がBluetoothのコンテンツ保護技術である「SCMS-T」に対応していなければ、音声を再生できない。従来、音楽再生用として販売されてきたA2DP/AVRCP対応のBluetoothヘッドセットの多くは、このSCMS-Tに対応していないため、ワンセグの音声再生には利用できないわけだ。

 以前、このコラムで紹介したソフトバンクの「ステレオBluetoothヘッドセット」は、SCMS-Tに対応しているため、ワンセグの音声をワイヤレスで楽しめるわけだが、「オレのケータイ、ソフトバンクじゃないし……」という人もいるだろうし、「他のメーカーは出してないの?」「違うタイプが欲しいんだけど……」という声もあるだろう。

 そこで、紹介するのがソニーのワイヤレスステレオヘッドセット「DR-BT21G」だ。DR-BT21Gも同じようにBluetooth対応のワイヤレスヘッドセットなのだが、ネックバンドタイプになっているなど、少し趣が異なる製品だ。Bluetoothプロファイルとしては、A2DPやAVRCP、HFP、HSPに対応するほか、前述のSCMS-Tもサポートしている。ワンセグの音声をワイヤレスで再生できるのはもちろん、通常の音楽再生、ハンズフリーでの通話にも利用することが可能だ。

 ネックバンド型の本体の右耳側ユニットには、電源スイッチ、音量を調節するボリュームボタン、音楽再生時にスキップなどの操作ができるジョグスイッチ、通話応答などに利用するマルチファンクションボタンを備える。電源スイッチの隣には音声通話時に利用できるマイクも内蔵されている。ネックバンド部分は途中で折れ曲がる構造になっており、折りたたんで持ち歩くことができる。内蔵バッテリーは左耳側のユニットに付属のACアダプタを接続して充電し、約3時間で満充電になる。使用可能時間は音楽再生を含む連続通信が最大11時間、連続待受が最大100時間となっている。電池残量は電源が入っているとき、右耳側ユニットのランプの点滅回数で確認できる。


 実際に製品を手元にあるBluetoothに対応した数機種のワンセグ端末に接続してみたところ、auのW52T、ソフトバンクの912SH、913SH、912Tとペアリングでき、ワンセグで音声を楽しむことができた。もちろん、音楽再生も利用でき、W52TではEZ・FMも聴くことができたが、デジタルラジオについては再生ができなかった。東芝のホームページに掲載されているFAQによれば、「Bluetoothは社団法人電波産業会の定めるデジタルラジオの音声出力先に指定されていないため、Bluetooth機能を利用して視聴することができません」とのことだ。

 頭への装着感については人それぞれだが、日本人としては、比較的、頭のサイズが大きい筆者でも違和感なく、装着できたので、おそらく多くの人に利用できるはずだ。実際に使ってみると、音質も十分にクリアで、移動中も快適に利用できるのだが、意外に室内でワンセグの音声だけを聞きながら、他の作業をするといった使い方にも役立つので、『室内ワンセグ派』にもおすすめできる。Bluetooth対応のワンセグ端末を持つユーザーなら、ひとつは持っておいていい製品といえるかもしれない。


右耳のユニットの側面には電源スイッチやLEDを備える。電源スイッチ下にはマイクが内蔵されている 右耳のユニットの後ろ側には音楽再生時のリモコン操作ができるジョグスイッチ、上側には音量調節ボタンを備える

左耳のユニットの後ろ側には、ACアダプタを接続する端子を備える

DR-BT21Gに電源を入れ、W52TのBluetoothで探索すれば、見つけることができる パスキーを入力すれば、W52Tに認識される。ワンセグだけでなく、EZ・FMや音楽再生もワイヤレスで楽しめるが、デジタルラジオはワイヤレスで再生できない パスキーを入力すれば、W52Tに認識される。ワンセグだけでなく、EZ・FMや音楽再生もワイヤレスで楽しめるが、デジタルラジオはワイヤレスで再生できない

製品名 発売元 購入価格 購入場所
DR-BT21G ソニー 9,505円 Sony Style



URL
  製品情報
  http://www.ecat.sony.co.jp/headphone/product.cfm?PD=26979&KM=DR-BT21G

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(法林岳之)
2007/09/06 13:33

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