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世界中で続々と発売されるクレジットカードサイズのUSBメモリー
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薄くてメタリック、メカっぽい。日本人の大好きな3要素を押さえたCard Drive U510
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筆者が初めてこのコラムでUSBメモリをご紹介したのは、今から5年前の2001年3月だった。当時は、まだ一般的な「USBメモリ」という名称が定着しておらず、IBM社では「USBメモリーキー」という名称を使用しており、なんとその時の容量はたったの8MB、価格は4,800円だった。2006年の現在では、ほぼ同金額で1~2GBの容量のモノを購入可能なので、実質的に100~200倍くらい価格性能比が向上したことになる。
最近の傾向としては、(1)スティック形状化を含む「超小型化」、(2)食玩化傾向を中心とする「ジョーク商品化」、(3)薄型で携帯性を訴求した「クレジットカード型化」の3つが挙げられる。超小型化では、1グラム単位まで測定可能なデジタル秤で計測しても0.5グラムを切って「0(ゼロ)グラム」表示となってしまうソリッドアライアンス社の「i-Disk Diamond」がチャンピオンだ。「ジョーク商品型」についても「すしディスク」などで同社が先行する。
筆者の「USBメモリコレクション」として、昨今増加傾向の著しいのは、最後に挙げた「クレジットカード型」USBメモリだ。国内でいち早く「PICO CARD」(薄さ4.3mm)というニックネームで提供を開始したグリーンハウス社を追いかけるように、米国でもWALLETEX社がUSBケーブルレスで、USBコネクタ内蔵型では現在世界最薄の製品「Wallet Flash」(約2mm)を出荷した。
本日ご紹介する一品は、「PICO CARD」と「Wallet Flash」の良いところを集め、薄さもほぼ中間の3.0mmを実現する最もスマートな「Card Drive U510」だ。発売したのは台湾のPQI社で、PICO CARDと同様にPCとは本体から出てくるフラットケーブルで接続する。USBコネクタの厚みを考慮し工夫を凝らしたPICO CARDを、よりCOOLなケーブルアイデアでクリアした。
Card Drive U510は、Wallet Flashと同様にUSB金属コネクタを取り除いてコネクタの薄型化を実現、コネクターケーブルを含むPCとの接続パーツのすべてを本体内に収納し、スライド方式で露出するように改善した。本体の厚みこそ、「Wallet Flash」の50%増し(とは言っても、たったの1mm増加)となったが、滑らかなエッジの処理などが美しく、財布のクレジットカード収納スペースや名刺ケースにもスムースに収納および取り出しが可能だ。
Card Drive U510で、ほぼクレジットカード型のUSBメモリは頂点を極めたように思えるのだが、さてどうだろうか。Wallet Flashを手に入れた時感じた「いよいよここまで来たか!」という感動が冷めやらないうちに、Card Drive U510が発売された。そう簡単に究極とは言えないのがこの世界なのだ。
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取り外し時には、何度か本体を持って引き抜いたが、デリケートに見えるフラットワイヤーは意外と頑丈だ(保証はしないので扱いは自己責任で)
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薄型USBメモリー三兄弟。上から、PICO CARD、Wallet Flash、Card Drive U510
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商品名 |
購入価格 |
Card Drive U510 |
4,980円(1GB) |
■ URL
製品情報
http://www.pqi.com.tw/jp/product.asp?oid=156&cate1=156
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・ ドライバディスク不要! IBMのUSBメモリーキー
(ゼロ・ハリ)
2006/08/03 10:48
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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