|
|
 |
スライド収納にこだわりを感じるSDカードリーダー
|
 |
 |

|
製品パッケージ。同じ筐体でメモリースティックなどに対応した製品もラインナップされている
|

|
コンパクトな本体。筐体の質感はややチープ。筐体色はブラックのほか、ブルーも用意されている
|
以前、SDカードとminiSDカードの両方を読み書きできるカードリーダーとして「USB2-SD」という製品を紹介した。「10種類以上のメディアにも対応」か「1つのメディアにだけ対応」という昨今のカードリーダーの流れの中にあって、SDカード・miniSDカードの2種類にのみ特化した、コンパクトサイズのカードリーダーであった。
今回紹介する「PRD-SDMN3」は、これとほぼ同等の機能を備えた、SD/miniSDカード対応のカードリーダーである。本製品の大きな特徴は、USB端子が本体内にスライド収納できる機構を備えていることだ。キャップの紛失を心配することなく、カバンやポケットの中に手軽に放り込んでおけるのが、本製品の大きなメリットである。
USB端子の損傷を防止するためにどんな機構を設けるか? キャップの紛失防止のためにはどうすればよいか? という問題は、カードリーダーに限らず、USBメモリなどでもよく取り上げられる。キャップの代わりに回転式のカバーを設けたり、外したキャップを本体後部に装着できたり、キャップ装填用のゴムパーツをストラップに備えるなど、各メーカーのアプローチはさまざまで、今までなかった工夫が登場するたびに感心させられる。
実際、そこまで細かいところにこだわらなくても、本来の機能さえしっかりしていれば、あとは値段が安いほどよい、という考え方もあるだろう。しかしこういった細部へのこだわりというのは、メーカーや担当者のモノ作りの姿勢が如実に現われる部分であり、そのメーカーのスタンスそのものだと言える。単に製品原価を下げるのであればキャップ式にすればいいのであり、プラスアルファの便利さにこだわる姿勢にこそ、ユーザーとして対価を払うべきではないかと信じるし、そうあってほしいと思う。
「PRD-SDMN3」を実際に旅行などで持ち運んでみると、やはりキャップレスであることは大きなメリットであると感じる。カードリーダーとして特筆すべき機能はないが、USBコネクタを収納できるというこだわりのためだけに、本製品をチョイスする価値は十分にある。小旅行や外出などでカードリーダーを持ち歩く機会が多い方は、メーカーの使い勝手への「こだわり」を日常の中でぜひ感じてほしいと思う。
|
|
本体のUSBコネクタを収納した状態
|
本体のUSBコネクタを出した状態。機構的には「本体がスライドする」と表現したほうが正しい
|
|
|
miniSDカードを装着した状態。カードのほぼ全体がスッポリと収まる
|
SDカードを装着した状態。読み書き時はLEDが点滅する
|
品名 |
発売元 |
購入価格 |
PRD-SDMN3 |
プリンストンテクノロジー |
1,788円 |
■ URL
製品情報
http://www.princeton.co.jp/product/pc/prd_slide.html
■ 関連記事
・ SDカードに特化した携帯用カードリーダー
(kizuki)
2006/05/17 11:07
|
ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
Copyright (c) 2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.
|
|
|
|

|
 |