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薄型・高速・液晶付き、ラクラク撮れる「EXILIM S20」
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カシオの「EXILIM S20」。小さいが金属製で持った感じも心地よい
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EXILIM ZOOMシリーズと違って少々液晶が小さいが、ファインダーとしては問題ないだろう
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携帯電話のカメラで足りない部分を補うため、「eyeplate mega」を入手した筆者だったが、やはり微妙に気になるところが出てきていた。特にレリーズタイミングがよくわからないのは困り物で、シャッターチャンスは逃さないもののブレて使い物にならない写真を多く生産することになってしまった。
やはりある程度値段が張ってもしっかりしたカメラを買うほうがいいのかとぼんやり考えながらヨドバシカメラに行ったところ、年始特価でカシオ計算機の「EXILIM S20」がかなり安く出ているのを見つけてしまった。通常よりも7,000円ほど安い上にポイント20%還元である。ビビッドな赤と黄色もあったが筆者の趣味には合わなかったので普通に銀色を選択。購入時にはSDカードは持っていなかったのだが、内蔵メモリがあるので撮影には問題がないということでさっそく箱を開けてセットアップしてみた。
使ってみて不思議な感覚だったのは、シャッターボタンの半押しがないこと。オートフォーカスのカメラでは当たり前の半押しだが、EXILIM S20はパンフォーカスなので半押しはないのだ。押せば撮れるという、ある意味当たり前の感覚は、慣れてしまうと快感である。どんどん撮っていくとあっという間に内蔵メモリを使い切ってしまった。やはり内蔵メモリは非常用と考えてSDカードを用意すべきであろう。
肝心の画質であるが、構図によっては周辺光量落ちが目立つのと暗いところでのノイズがかなり多いことを除けば、鮮やかな発色で必要十分な画質であろう。青空のように青の面積が多いとき、色の誇張が大きめなので気になる人もいるかもしれないが、筆者としては嫌いなほうではない。
従来のEXILIMになかったマクロ撮影機能が付いたのも便利な点だ。30cmというのをマクロというのも今では微妙な気もするが、80cmまでしか寄れなかった従来に比べれば十分ありがたいものだろう。
SDカード対応ということで、使用しないと思っていたクレードルは意外と便利。惜しむらくは、USBケーブルと電源ケーブルの2本が必要な点だろうか。充電時の電流の関係でUSBバスパワーで動かすことはできなかったのかもしれないが、ここがケーブル1本であればもっと良いと思う。
軽いので持ち歩いても気にならず、思ったときにすぐ起動しすぐ撮れるためストレスを感じることもないので購入してから毎日持ち歩いている。メモ用としてデジタルカメラを持ち歩いてみたいと考えている方は一度カメラ店などで大きさとシャッターラグの少ないことによる気持ち良さを体験してみてはいかがだろうか。
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色もそうだが、毛の描写もなかなか良い(リンク先画像は無加工)
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青の発色はよいが、やはり周辺減光が気になる(リンク先画像は無加工)
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品名 |
発売元 |
購入価格 |
購入場所 |
EXILIM S20 |
カシオ計算機 |
22,800円 |
ヨドバシカメラ 上野店 |
■ URL
製品情報
http://www.exilim.jp/ex_s20/
■ 関連記事
・ 従来より一回り小さくなった薄型デジカメ「EXILIM」の新モデル
(桜屋敷 珪一)
2004/03/22 11:21
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