ケータイWatch　本日の一品

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挿せばMP3のファイル湧く「Diply Talk ICR-B80RM」

　わたしはこれまで、取材時の音声記録には、SDカード対応のミュージックプレーヤー兼用ICレコーダーを使っていた。しかし、この種のICレコーダーからパソコンに音声を取り込むのは、いささか面倒だ。専用ドライバをインストールして専用ケーブルで接続し、専用フォーマットで圧縮された音声データを専用ユーティリティソフトで再生する。汎用性の高いMP3に変換してパソコン上に保存したいが、それには専用ユーティリティソフトでWAVEに書き出し、それを他のソフトで変換しなくてはいけない。

　ダメだ。わたしはもっと楽をしたい。このくらいたいした手間ではないが、いくらでも楽な方法を追求するのが人のサガというもの。自分でポチポチと操作をするのではなく、執事の中野が持ってきた銀のお盆にICレコーダーを載せるだけで、１分後に眼鏡ッ娘メイドの理沙ちゃん（着やせするけど巨乳でちょっとオッチョコチョイ）がやってきて「ご主人様（ハート）、こちらに入っているデータをMP3に変換しておきましたね（ハート）」とか言いながらICレコーダーを返してくれるくらいの快適な環境で仕事をしたいと思うのが、人として当然だろう。

　そんな思いを半分だけ実現してくれるICレコーダーが三洋電機の「Diply Talk」（型番ICR-B80RM）だ。このICレコーダーは、録音した音声を本体内の64MBメモリに直接MP3として保存する。パソコンに直接ぶッ挿せるUSBコネクタがついていて、ケーブル不要でパソコンに接続でき、専用ドライバなしでリムーバブルメディアとして認識される。そのままフォルダを覗けば、録音したMP3ファイルを取り出せるというわけだ。本体内のMP3はステレオ再生できるので、イヤホンをつけてミュージックプレーヤーとしても使える。録音の音質もなかなか良く、マイクをつなげればステレオ録音すら可能だ。

　はっきり言って、素晴らしいほどの便利さ。Diply Talkなら、他のICレコーダーで必要な数々の手順を無視し、ただパソコンに挿すだけでMP3ファイルを取り出せる。不満な点としては、MP3の曲名どころかファイル名すら表示しない簡易なインターフェイスと、音楽を入れるには少々心もとない64MBという内蔵メモリが挙げられる。しかし、パソコンとの接続がこれだけ簡単だと「マメにパソコンでファイルの整理すればいいぢゃーん」と、不満な点もかすんでしまう。そう、これさえあれば、あとは執事の中野とメイドの理沙ちゃんを妄想で補完するだけで、夢の環境が実現できるのだっ！

品名	購入価格	購入場所
Diply Talk（ICR-B80RM）	22,800円	ビックカメラ新宿西口店

・製品情報（三洋電機）
　 http://www.digital-sanyo.com/sts/ICR-B80RM/index.htm

・三洋、MP3で録音するICレコーダー

（白根雅彦）
2003/02/24 13:01

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