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KDDI、沖縄セルラーは、新ブランド「iida」(イーダ)を立ち上げる。iidaブランド第1弾となる「G9」は4月中旬以降に発売される。
「iida」は、「innovation」「imagination」「design」「art」の頭文字をとって生まれたブランド名。携帯電話を従来の機能中心の製品開発ではなく、感性に訴えかけるような物作りとして捉え、「イマジネーション」「デザイン」「アート」の観点から「イノベーション」を生み出していこうというもの。
KDDIでは、2001年より「au design project」を展開し、従来の携帯電話とは一線を画したデザインコンセプト重視の製品開発を行ってきた。多くのコンセプトモデルの中から、「INFOBAR」や「talby」、「MEDIA SKIN」など7モデルが製品化されたが、「au design project」は発展的解消、「iida」ブランドに統合される。また、ライフスタイルを提案する「another work*s」もWebサイトを残して吸収される。
「iida」ブランドの新製品は、4月8日からKDDIデザイニングスタジオで展示される。また、ブランドのWebサイトもオープンする。
■ 製品展開
第1弾として登場する端末は、ソニー・エリクソン製のグローバルパスポート(GSM/CDMA)対応の「G9」。合わせて、「G9」などで利用できるモバイルプロジェクター「Mobile pico projector」も3000台限定で発売される。
また、今後のブランド展開として、アート指向をより一層強め、携帯電話を現代アート作品として提供するプロジェクトも実施する。初の「Art Editons」モデルは、国内外で高く評価されている草間彌生氏によるもの。
3作品「私の犬のリンリン」「ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい」「宇宙へ行くときのハンドバッグ」は、量販店などでは販売されない特別モデルとなり、アート作品のようにエディションナンバー(限定番号)が付く。作品の価格も携帯電話の相場価格ではなく、アート作品としての価格になる模様だ。
さらに、Kom&Co.Designの迎義孝氏がデザインを手がける携帯電話「misora」も明らかにされた。Kom&Co.Designは、「au design project」の中心的なメンバーとして「INFOBAR」や「talby」などを手がけた元KDDIの小牟田啓博氏が設立したデザイン会社。「misora」は、水と空といった人が心地よいと感じカラーをを追求したシンプルな端末。発売時期やスペックなどは非公表。
ACアダプターにもユニークなラインナップが加わる。「AC Adapter MIDORI」は、ケーブルを植物のツタに見立て、観葉植物のように葉っぱを飾り付けられるもの。MicroWorksの海山俊亮氏のデザインによるもので、KDDIが昨年行った展示会「MOBILE in FOREST Exhibition」において作品として展示されていたものを製品化した。
さらに、4色のカラーバリエーションをラインナップした充電ケーブルなども用意される。カラーはAO、SHIRO、MOMO、CHAの4種類。
このほか、発表会にはau design projectのコンセプトモデルや、携帯電話の周辺機器(コンセプトモデル)なども並んだ。
■フォトギャラリー
■ URL
ニュースリリース
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2009/0407/
iida
http://iida.jp/
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・ 心地よさを追求するスタンダードモデル「misora」
・ ツタのような充電ケーブルなど、アクセサリーにも新展開
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(津田 啓夢)
2009/04/07 10:32
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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