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携帯がアートに、iidaのArt Editions第1弾は草間彌生モデル
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私の犬のリンリン
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KDDIは、新ブランド「iida」(イーダ)の発表に伴って、携帯電話を美術作品とするiidaのArt Editionsを展開する。7日の発表会では、日本を代表する現代美術作家である草間彌生の3作品を展開する。端末の詳細や販売方法など詳細は不明だが、夏頃にも登場する予定。
草間彌生は、1960年頃より国内外で注目されている現代美術のアーティスト。反戦活動やボディペインティング、前衛的なファッションショーなどを展開し、アートの世界にハプニングを呼んだ。トレードマークとなっている水玉や奇抜な色彩感覚などで、ビジュアル面で注目されるが、テーマは内向的でグロテスクなものが多く、男性器をモチーフにする作品など前衛的な作風で知られる。2008年の米ニューヨークで行われたオークションでは、作品が5億円以上で落札されるなど話題を集めた。
今回発表された作品は、「ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい」、「私の犬のリンリン」、「宇宙へ行くときのハンドバッグ」の3作品。いずれの作品も価格は不明となっているが、携帯電話の流通ではなく、現代美術作品として提供される。このため、「ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい」と「私の犬のリンリン」が100万円程度、「宇宙へ行くときのハンドバッグ」が10万円程度となる模様。
なお、いずれの作品でも作品の一部として組み込まれる携帯電話の詳細は明らかにされていない。操作部などを確認したところ、東芝製の「T001」がベースモデルとなっているようだ。
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私の犬のリンリン
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宇宙へ行くときのハンドバッグ
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■ 3作品の詳細
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ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい
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「ドッツ・オブセッション、水玉で幸福いっぱい」は、草間氏の1965年の作品「Infinity MirrorRoom-'Phalli's Field」の世界をボックスサイズに収めたもの。エディションナンバーと草間氏による直筆サイン入りで、100台程度の数量限定品となる。
覗き穴から箱の中を見ることで、草間氏の「Infinity Mirror Room」の世界感が体験できる。箱の上部を外すと中央に携帯電話が設置されている。ボックスの下側は充電台として活用できる。端末は背面部がもこもことせり上がっており、そこにドットが描かれている。その独特の形状のため、手作業で塗装されているという。
「私の犬のリンリン」は、草間の2004年のインスタレーション(空間自体を構成する現代美術の表現方法)作品「Hi! Konnichiwa(Hello!)」に登場する、犬のリンリンをモチーフに、リンリンの背中が携帯電話を置く台になっている作品。横腹の部分から充電ケーブルが接続できる。エディションナンバーと直筆サイン入りとなる。7日の発表会では、アート作品であるリンリンも展示されていた。
「宇宙へ行くときのハンドバッグ」は、草間のシルクスクリーン作品「handbag」をモチーフに、携帯電話をハンドバッグに見立てた作品となる。背面部は立体的に加工されており、特殊な印刷技術を採用しているという。こちらはエディションナンバーのみ入る。
■ フォトギャラリー
■ URL
ニュースリリース
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2009/0407/
iida
http://iida.jp/
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・ KDDI、「iida」ブランド発表
(津田 啓夢)
2009/04/07 15:09
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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