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会場に展示された930P
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パナソニック モバイルコミュニケーションズは、春モデルとして各キャリアから発表された携帯電話について、報道関係者向けの説明会を開催した。ソフトバンクモバイル向けの「930P」「831P」、au向けの「P001」について、特徴や注目ポイントが解説された。
■ 930P
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930P
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AV出力機能をサポート。テレビ画面でアプリをプレイできる
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ソフトバンク向けの「930P」は、NTTドコモ向け端末「P-01A」にも搭載されているヨコオープンスタイルと「2WAYキー」を搭載し、「VIERAケータイ」の名を冠する3G端末。ディスプレイやカメラなど基本的な搭載デバイスは「P-01A」と同様とのことで、横画面でのメニューやYahoo!ケータイの表示、メール作成画面などで、ソフトバンク向けに新たに対応されている。
3Dゲームに注力されているのも特徴で、「OpenGL ES」をサポートすることでリアルな3Dゲームの表示が可能になっている。プリインストールのゲームアプリとして「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」「パワースマッシュMobile(体験版)」「風のクロノア(体験版)」が用意されており、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」は端末購入後、メーカーサイトからmicorSDカードに完全版をダウンロードできる。
説明会では、バンダイネットワークスの担当者から「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」について解説が行われた。同ゲームアプリは同名の劇場版アニメを題材にした3Dアクションゲームで、宇宙を舞台に、360度の空間で敵モビルスーツ(MS)と戦いを繰り広げるというもの。処理能力が向上したことで劇中に登場する遠隔操作装備「ファンネル」を再現。敵MSもファンネルを使用し、劇中さながらにファンネルでビームバリアを展開することも可能になっている。
緻密なグラフィックと高フレームレートのアクションシーンだけでなく、キャラクターボイスを大量に収録している点も特徴で、劇中のシナリオに沿ったミッションを進めていくと、アクションシーンの最中でも敵や主人公のセリフが劇中通りの順番で再現される。イベントシーンでは新たに収録したカットも加えているほか、BGMは原曲を忠実に再現したものになっている。
また、同社製端末の特徴にもなっているAV出力機能をサポートしており、ゲームなどを家庭のテレビで楽しむこともできる。
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横にも開くWオープンスタイル
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フルブラウザだけでなくYahoo!ケータイも横画面に対応
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横画面のメールは全画面で利用できる
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「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」はファンネルの戦いも再現される
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ボイスはゲーム中でも次々に登場する
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■ 831P
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831P
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ソフトバンク向けの「831P」は、10のワンタッチ機能を搭載した「830P」の進化版で、2つのワンタッチ機能を追加、全部で12のワンタッチ機能を搭載したモデル。新たにワンセグをワンタッチ起動できるボタンを追加したほか、お気に入りのWebサイトにすぐにアクセスできるボタンが追加された。
デザイン面では女性を意識した「クロスカットデザイン」が表面パネルに施され、ボディカラーは5色がラインナップされる。
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ワンタッチ機能は12に増加
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押しやすさに配慮したウェーブタイルキー
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■ P001
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P001
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au向けの「P001」は、「W62P」や「W61P」といったスリムでコンパクトなデザインを踏襲したモデル。表面パネルは4面に区切られ、それぞれ段差が付けられた「クワッドフェイスデザイン」で、女性を意識した上品なイメージの配色で仕上げられている。内蔵コンテンツには写真家による風景写真や名画の待受画像が搭載され、プリインストールの「ケータイアレンジ」は季節のイベントにも対応している。
「P001」ワンセグに対応するベーシックでスリムな端末として位置付けられているが、液晶ディスプレイは新たに開発された約3.1インチの「高色再現性液晶」パネルが採用されている。これは、バックライトの光の特性を最適化し、緑や赤といった色の再現性を高めたもので、色再現性(NTSC比)は「W61P」と比べて約1.8倍を実現している。
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「高色再現性液晶」を搭載
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赤、緑の再現性が向上した
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■ ワンセグの利用動向
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ワンセグの利用動向。録画の利用を推進するような提案がなされた
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繰り返し上書き録画
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説明会では、このほか、ワンセグの利用動向の調査結果や、おすすめのワンセグ利用方法なども紹介された。
ワンセグの視聴と録画では、視聴するユーザーは順調に増えているとするものの、録画機能を利用するユーザーの比率は低調と指摘。ワンセグで見る番組の内容はニュース・報道が多く、男性は次いでスポーツ、女性はドラマが2番目に多いという。
パナソニックではワンセグ対応端末の録画機能として「繰り返し上書き録画」機能を提供しており、ニュースなど毎日決まった時間に放送している番組を定時に上書きできる。これを利用すれば、毎日録画して視聴するような番組を、メモリの残量を気にすることなく利用できる。また、無音部分を高速再生し、セリフも1.3倍速再生する「あらすじ再生」機能を使えば、例えば録画したドラマの前回放送分を短い時間で再チェックするといった利用も可能。
このほか、レコーダーの「DIGA」では1月末に発売したモデルからワンセグ録画機能を搭載していることが紹介され、1時間の番組を約40秒でmicroSDカードにダビングし、携帯電話で再生できることなどが紹介された。
■ フォトギャラリー (930P)
■ フォトギャラリー (831P)
■ フォトギャラリー (P001)
■ URL
パナソニック モバイルコミュニケーションズ
http://panasonic.co.jp/pmc/
■ 関連記事
・ 縦横でキー印字が切り替わるWオープン「930P」
・ ワンセグ搭載のワンタッチケータイ「831P」
・ スタイリッシュな背面パネルのパナソニック製「P001」
(太田 亮三)
2009/02/02 17:22
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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