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920Pや921Pの後継機種と言う位置付けで、引き続き縦方向と横方向にオープンする「Wオープンスタイル」を採用するほか、新たにキー印字が切り替わる「2WAYキー」も搭載している。キーは印字されている方向が変わるだけではなく、テンキーの並びが90度回転したり、横画面で利用する機能にあわせて内容も一部変化する。「Wオープンスタイル」と「2WAYキー」は、NTTドコモの「P-01A」と同じ、キーの下のパネルがスライドして表示が変わる仕組み。縦に開けば普通の折りたたみケータイのように使えるデザインで、パナソニック端末の特徴であるワンプッシュオープンボタンも搭載している。 「2WAYキー」を搭載したことで、横方向に開いたときにも各種操作ができる。921Pではフルブラウザとワンセグしか横画面に対応していなかったが、930Pでは横画面専用のメニュー画面も用意されていて、新たにカメラやメール、Yahoo!ケータイなども横画面で利用できるようになった。設定メニューなどは横画面では使えないが、各機能のサブメニューや文字入力も横画面で使えるようになっている。 パナソニックの大画面テレビのブランド名を冠した「VIERAケータイ」で、ワンセグ機能が重視されていて、VIERAの技術を応用した「モバイルPEAKプロセッサー」を搭載する。921Pに比較すると、ディスプレイのコントラストが向上して6000:1になったほか、ワンセグの予約録画にも新たに対応した。ソフト補完でワンセグ映像を毎秒30フレームにする「モバイルWスピード」なども引き続き搭載する。マルチタスクには対応するが、ワンセグとほかの機能を同時に表示させるマルチ表示には対応しない。
ゲーム機能も強化されていてソフトバンクの新サービスである「リアル3Dゲーム」に対応し、932SH同様に「OpenGL ES」を採用する。OpenGL ESは携帯電話やゲーム機に搭載される業界標準の3Dグラフィック技術で、同技術に対応することで、コンテンツプロバイダーが3Dゲームを作りやすくなるメリットがある。 また、横方向にオープンしたとき、方向決定キーとテンキーの「5」「6」「8」「9」は、ゲームアプリなどでよく使うキーとして、他のキーと異なる色で印字している。同キーをゲームに使うかどうかはコンテンツプロバイダーの判断となる。 標準では、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」と「パワースマッシュMobile（体験版）」、「風のクロノア（体験版）」の3つのゲームアプリがプリセットされる。このうち逆襲のシャアは、現在のところ930Pにしか提供されないオリジナルのゲームとなっている。標準では機能限定版がプリセットされているが、930Pユーザーは無料でストーリーモードやボイスを含む正式版をダウンロードできる（microSDが必要）。 カメラ機能も強化されている。画素数は921Pと同じ507万画素だが、感度が大幅に向上し、高感度モードでは最大でISO1600相当の感度で撮影が可能になった。ただし高感度モードは撮影解像度は最大1280×960ドットとなる。 このほか、レンズも改良されていて、周辺部の描写力が向上している。横画面で各種カメラの操作も可能。シャッターには決定キーと「0」キーが割り当てられ、左右どちらの手でも撮影できるようになっている。顔認識機能やオートフォーカス、手ぶれ補正などにも対応する。
ディスプレイは3.1インチのフルワイドVGA（480×854）液晶ディスプレイ。最大16GBまでのmicroSDHCカードに対応し、BluetoothやGPS、おサイフケータイもサポートする。ワンセグや音楽再生機能、HSDPA（下り最大7.2Mbps）に対応し、PCサイトブラウザも搭載している。 別売りのケーブルを使うことで、テレビ出力にも対応。ソフトバンクのサービスとしては、Yahoo!動画に対応するほか、S!電話帳バックアップ、S!速報ニュース、デコレメールなどが利用できる。なお、モバイルウィジェット、PCメール、3Gお天気アイコンは非対応。 大きさは約50×109×17.5mm、重さは124g。連続通話時間は約220分（GSM：240分）、連続待受時間は650時間（GSM：390時間）。ボディカラーは、シルバー、ブラック、ターコイズ、レッド、ピンクゴールドの5色。
■フォトギャラリー                               ■ ＵＲＬ プレスリリース http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2009/20090129_03/page_04.html （関口 聖, 白根 雅彦） 2009/01/29 14:59 | ||||||||||||
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